20日の金曜日に薬害エイズを考える山の手の会を行いました。ブログを少し休んでいろいろ考えてきました。山の手の会では6名の少人数でしたが薬害エイズの当事者と共に当事者の友人で今年肝炎でなくなった友人のお話を分かち合いました。友人は血友病患者で治療に使った血液製剤でHIV感染はありませんでしたが、HCV感染してしまい最後は肝硬変から食道静脈瘤破裂で吐血して亡くなりました。薬害エイズでも薬害肝炎でも救済されず悩んでいました。救済される被害者の狭間で救済されない様々な被害者がいます。そういった被害者が今、肝炎で亡くなっています。6名の参加者と小さな声を分かち合い薬害問題の悲惨さに気づかされました。参加者の感想文です。
☆山の手の会に参加して☆
当事者の方と顔をあわせて話し合うこと、さまざまな立場の方と一緒に考えることを通じて、いろいろなことを考えさせられました。たとえば、社会問題に関わるさまざまな活動では、よく「支援」という言葉を耳にしますが、実際はそのような関係ではないということ。被害者の方がお話してくださることによってはじめて、私たちは一人ひとりが生きる社会の問題に気付き、考え働きかけることができるようになるのだなと思いました。また、当事者の方々の声を聴かずに「えらい先生」の話を聞くだけでは、「支援」も、薬害のない社会への道を探ることもできない。そのようなことも実感しました。これからも参加して学びながら考えていきたいです。
次回の薬害エイズを考える山の手の会は
日時:5月29日(火)19時~21時*18時から同じ会議室でホームページ作成の打ち合わせをします。
場所:戸塚地域センター会議室2(新宿区高田馬場2-18-1戸塚地域センター5階・高田馬場駅徒歩3分)