田中正造が晩年キリスト教に深く影響を与えた新井奥邃という人物がいます。田中正造と同じ年代でやはり幕末期には仙台藩士として奥羽列藩同盟に奔走し、榎本武揚の函館まで行っています。この人物が明治に入り渡米して深くキリスト教を信仰し教育者として活動しました。この新井奥邃から田中正造はキリスト教の影響を受けました。人間の出会いとは不思議なものですが、同じ世代で若い頃は時代の影響を受けながらも出会いがなかったものが時代が変わって年齢も重ねたころに思想的な出会いをするものです。田中正造と新井奥邃はまさに思想的な、人間の心の関係から深いつながりを持ちました。このような人生こそ人間として奥深いものがありますね。
goo blog お知らせ
プロフィール
最新コメント
- サムライグローバル/小さくても受け皿を用意して続けるー吉田松陰記念北千住がん哲学外来カフェ
- アシェラッド/ボロボロの人生の中で歴史を楽しむ
- 舶匝/どうも人間がシステムに誘導されているようだ
- 舶匝/空っぽの器ーメディカルカフェの意味を考える
- 舶匝/空っぽの器ーメディカルカフェの意味を考える
- 前世占い師エティース/HPVワクチン被害者の生の声を聞いて
- もののはじめのiina/三舟(勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟)の明治の生き方
- 舶匝(@online_checker)/昭和の動乱の根底にあるものー重光葵の視点
- 舶匝(@online_checker)/新しい生活様式は歴史と哲学から
- 舶匝(@online_checker)/歴史から見る危機の脱出ー松平定信・上杉鷹山