最後は2・2・6事件で暗殺されたダルマ宰相高橋是清の波乱万丈の人生。若い頃から米国で奴隷を経験したり相場に失敗したり、数多くの転職も繰り返している。日銀総裁の後は大蔵大臣、総理大臣にもなるが、昭和金融恐慌という国家的危機を乗り切っている。その原動力となっているのは、労苦と挫折を何度もあじわい、またどんな危機があろうともどうじない楽観的な性格があったからだと思う。どんな人にも、それぞれに様々な人生を経験している。その経験と性格によって様々な人生が生まれてくるのであろうが、その全てがこの社会を形成している。現代社会は歴史的に見ても大きな変革の時期であると思う。その一人一人が動くことによって社会は良い方向にも悪い方向にも動いていくのではないだろうか。
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