グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

証券会社のモラルハザードに思う

2012年08月01日 | 日記
証券会社最大手の野村證券がインサイダー情報管理が不十分として行政処分を受けるとのことだ。
組織ガバナンスが未成熟であろう中小証券会社ならいざ知らず業界のジャイアント企業で情報漏えいが常態化していたとは失望を禁じえない。
筆者はかって別の証券会社店頭で担当営業員以外の社員から「(お手持ちの航空会社の)株主優待券を1枚1000円で買いますよ」と声をかけられ驚いたことがある。
どうもこの業界は金銭欲の前に企業モラルや情報管理などどこかに吹き飛んでしまっているようだ。
金融庁は先日の同社CEOの辞任で一定の自浄作用が効いたと判断しているようだが業界に残る相場師DNAはそう簡単に拭えるものではない。
果たして業務改善命令だけで十分なのか、・・・引き続き厳正な監視が必要だろう。