グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

節電ニッポンに思う(その2)

2012年08月22日 | 日記
昨日のブログで「この分では原発などもういらないのでは・・・、(政府は)節電対策と省電見通しの精査をしたらどうだろう」と記したのだがその直後国家戦略相がテレビで「『2030年前半の原発ゼロ』を目標に検討を進める」と発言していたのには驚いた。
というのも先だってからのエネルギー政策に関する国民会議では3つのシナリオを準備していかにも15%シナリオに誘導したいような意向を感じていたからだ。
もともとゼロシナリオでいくつもりだったとはとても思えないのだが一体何が上述の政府方針を引っ張り出したのだろうか。
恒例となった原発再稼動反対デモやパブリックコメントに慮っての結果なのだろうか。
はたまた原発がなくともやっていけそうな何らかの見通しを得たのだろうか。
それにしても紛糾を重ねたあの会議は何だったのか。
昨日出された「原発ゼロ方針」に異存はないが政府民主党の大局観、先見性、政治主導力の不足を痛感した。
結果がよければいいというものではない、政治はプロセスこそ重要なのだ。