坂本龍馬直筆の手紙草稿が見つかったようだ。
百何十年も前のことでしかも(草稿なのだから)手紙の宛先関係者以外の場所から見つかったことなどを考えると本当に奇跡に近い。
国立市の主婦宅のちゃぶ台に保管されていたと聞くがどんな歴史をたどったのだろうか。
草稿の最後に「後藤先生」とある。
土佐藩藩士だった後藤象二郎を指すものとされているが「先生」と尊称を用いていることが面白い。
象二郎は龍馬より3歳年少なのだから単に年長者への尊称とは考えにくい。
手紙の宛先として儀礼的なものだったのだろうか。
それ以外に何か特別の意味を込めたのだろうか。
それに直情イメージの龍馬があれほど丁寧な草稿を作っていたなどなかなか興味深い。
手紙の内容は福井藩藩士の推薦だったのだがその人物は新政府で重きを成したということだから龍馬の人を見る目も確かだったし後藤象二郎もキチンと約束を守ったということだろう。
いやあー、歴史って面白いねー。
「