先日久し振りに近くの証券会社の支店を訪問して驚いた。
入口の風防室を過ぎて店内に入るとドアの近くに受付員が1名待機していたがそれ以外に人の気配が全くないのだ。
フロアのレイアウトは、といえば接客員が対応するブースが7、8つ並んでいるが夫々仕切りがあるので来店客の姿があったとしても即座に確認はできない。
それ以外には来店客が自由にオンライン端末を使えるブースが2つほどと、経済誌や新聞などが閲覧できる4、5名用のテーブルとイス、・・・・それが全てである。
どうも接客員の執務エリアは別の階にあって件の受付員が必要に応じて呼ぶ出すシステムのようだ。
それにしても証券会社の店頭は変わったものだ。
筆者が証券投資を始めた30年ほど前の店内は接客カウンターが万里の長城のように長く続き株価電光ボードが中央にデンと居座っていた。
そして支店員が忙しそうに立ち回り周囲は喧騒にあふれていた。
それが今ではまるで人気(ひとけ)がない、BGMもない。(笑)
かくいう筆者も最近証券取引は全てネットで行っているので当然といえば当然かもしれない。
これでは証券会社の費用構造も様変わりだろう。
あらためて時の流れを思い知ったものだった。