日銀がマイナス金利導入を決定した際の金融政策委員会は相当激論が交わされたようだ。
「やっぱりね・・・」という感じである。
総裁は発表当時「賛成多数で・・・」とサラッと説明していたが実は賛成5:反対4で賛成票には総裁票も含まれているので総裁票を除けばイーブンだった。
さらに副総裁2票も賛成票なので平委員分だけでいえば2:4、 反対多数なのである。
総裁はこの結果をどう受け止めたのだろう。
どうも総裁は自ら掲げた物価上昇目標2%の呪縛に陥っているのではないか。
国民の多くはこの物価目標にさほど固執していないと思う。
意地になっているのはアベノミクス関係者だけではないのか。
あれほど原油価格が軟化している今、物価上昇目標はひとまず棚上げした方がいいと考えるが如何だろう。
「できることは何でもやる」は固い決意の表れだが暴走の危険もある。