観光客に人気があった北海道・美瑛町の「哲学の木」が持ち主である農家の手で伐採されたとのことだ。
その理由が主に外国からの観光客の心ないマナーの所為と聞いて本当にガッカリである。
注意書きなどお構いなし、車で近くまで乗り付けることが日常化していたというから農家も止むに止まれず、断腸の思いで・・・といったところだろう。
もう少しうまく解決する道がなかったかどうか、本当に悔やまれる。
ついつい「カルチャー・ギャップ」という言葉を思い出した。
その昔は日本人が海外に出かけて感じる「カルチャー・ギャップ」が多かったように思う。
それに比べると今回のそれは外国人が日本に押し寄せてもたらされた、いわばインバウンド型「カルチャーギャップ」である。
2,30年前には欧米で日本人が種々顰蹙を買ったこともあったかもしれないと思うといろいろ考えさせられる。