グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

外交対抗措置に関する日米間の相違に思う

2017年01月09日 | 日記
政府はプサン総領事館前に少女像が設置されたことに対抗し駐韓大使の一時帰国などの措置を決めた。
駐韓大使は間もなく帰国の途に着く予定だが少女像撤去問題の解決は全く先が見えない。
大統領が例え不在であってもかっての外相間合意をキチンと遵守するのが国際社会における国家の責務だと思うが今の同国外相の煮え切らない姿勢は本当に残念だ。
話は変わるが米国政府はロシアに対しサイバー攻撃を行った廉で国内に駐在する外交官の国外追放を命じた。
ロシア側は米国次期政権での軌道修正を期待しこの措置を淡々と受け入れているようだが数十名にも上る外交官の退去はロシアにとってどの程度のダメージになるのだろうか。
興味深いのは日米間の対抗措置の違いである。
日本は韓国に対し外交官の引き上げで抗議の意を表明した。
米国はロシアに対し外交官の退去命令で対抗した。
日本の場合は外交官の引上げ以外に各種協議の停止なども行っているがそれにしても「一時帰国」と「退去命令」、どちらが問題解決に有効なのだろうか、ふと考えてしまった。