グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

百貨店の売上高36年ぶりの6兆円割れに思う

2017年01月18日 | 日記
2016年の百貨店売上高がとうとう6兆円を割り込んだ(ピーク時は9.7兆円)ということだ。
永らく小売業の王者としてそのステイタスを誇ってきたが今や往年の勢いは完全に失ってしまったようだ。
近年インバウンド需要とか爆買いとかで賑わいを見せていたのだが所詮一過性のものでしかなかった。
百貨店業界では過去10年メガバンク並みの企業統合・再編が進んだがこれからは地方店の整理が待っている。
いずれ百貨店という業態が存在することは大都市であることの証し、ということになるのかもしれない。
そんな中で商業一等地・銀座にあるプランタン銀座が昨年末ひっそり店を閉じた。
プランタン銀座はもともとダイエーが経営権を握っており従来の百貨店とは(無論スーパーとも)違う個性的な経営を続けていたのだがさすがに銀座でも存続できなくなったということか。
10年後、20年後にはどんな百貨店が何を強みにしてどんな姿で生き残っているのだろうか。