グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

米国大統領の大統領令乱発に思う

2017年01月27日 | 日記
20日に新たに就任した米国大統領が大統領令を頻発している。
選挙期間中の氏の過激な発言は何が何でも目立たなければならない泡沫候補ゆえのパフォーマンスではないかと理解していたが現実に当選し就任してみるとこれが本心だったことが分かる。
大統領職に就任するやいなやセキを切ったように従来からの過激な発言を裏付ける大統領令を乱発しているのはある意味「有言実行」なのだが現実にこれだけの保護主義を突き付けられると先行きが心配になる。
つい先だってもメキシコとの国境に現行のフェンスに加えGreat Wallを建設するという大統領令に署名していた。
しかもその建設コストは全額メキシコに支払わせるという。
結局その言及のせいでセットされていた米墨トップ会談が中止になりそうである。
と、今度はシリアなどからの難民の無期限入国禁止あるいは受入れ制限である。
世界最大の経済大国の国際社会からの離脱はグローバリゼーションに水差すもので人類全体にとってマイナスにしかならない。
さすがに米国の良識や矜持がこんな状況を永く放置することはないだろう。
米議会は今後大統領支持派VS非支持派の構図で議論が展開されていくのではないか。
共和党VS民主党の構図は過去のものになりそうである。