グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

石原元都知事の落日に思う

2017年02月10日 | 日記
石原元都知事が都議会の参考人招致に応じる旨の意思表示をしていた。
豊洲移転問題が宙に浮いている今、類似事案の再発防止のためにこれまでの経緯を改めて整理することは極めて重要だろう。
そんな観点から元都知事のこのたびの意思表示は高く評価したい。
ただ元都知事の「喜んで行く」というのは虚勢だろう。
というのもごく最近まで「記憶が曖昧だから」「書面で回答している」などの理由で参加を渋っていたからだ。
結局参加せざるを得ないところまで追い詰められたということではないだろうか。
「(私が話をすることで)困る人が出てくる」というのも脅しのようだが悪あがきのように思えなくもない。(笑)
話す内容が事実であればそれによって「困る人」が出てきてもいいのではないか。
それにしても元都知事の最近の姿と権勢を誇った都知事現職時代のあまりのコントラストには驚くほかない。
ついつい「平家物語」の一節にある「諸行無常」「盛者必衰」という言葉を思い出してしまう。
本人も晩年になってこんな破目になるとは思ってもみなかったことだろう。