グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

プレミアム・フライディは経済活性化に寄与するか?(その2)

2017年02月25日 | 日記
昨日からプレミアム・フライディが始まった。
果たして政府の思惑通り経済下支えに効果を生むのだろうか。
某テレビ局が大阪のビジネス街にある串カツ居酒屋をレポートしていた。
プレミアム・フライディ初日の昨日は午後3時に繰り上げオープンし来店客を待ち構えたが結局午後5時までに同店を訪れた客は女性客1名だけだった。(笑)
これでは人件費も光熱費もペイしないだろう。
店主もさすがに期待外れで次回に望みをつなぐ以外に打つ手はなかった。
昨今ベアなどで勤労者所得に上昇傾向が見られるようだがそれでも消費不況から完全に脱却しきれていない。
単に時間され作れば消費拡大につながるというものではないのかもしれない。
もともと「一斉繰り上げ退社」というのは取引関係に優位性を持つ大企業であってしかも非現業部門に限られるという見方が支配的だったが上記の条件を満たす職場はどれくらいあるのだろうか。
某エコノミストは「対象日をフレキシブルにしたり、交代制を採用したらうまくいくかも・・・」と言っていたが採算ギリギリのところで操業している中小企業には縁遠い話のようにも聞こえる。
政府はやっぱり多数派を占める庶民の生活実感など分かっていない、というべきか。
次回のプレミアム・フライディは3月31日にやってくる。