グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

大手生保社長の記者会見に思う

2017年02月19日 | 日記
文部科学省の組織ぐるみの天下り斡旋事実が明るみに出て大きな社会問題になっているのだが先日キーマンとなった文科省OBを顧問として在籍させていた大手生保の社長が釈明会見を行っていた。
しかしながら社長の発言は「残念に思う」に終始し謝罪の言葉はついぞ聞かれなかった。
結局「当社は事件とは無関係の第三者(もしくは被害者)である」と言わんばかりでその間違和感を禁じ得なかった。
この生保会社は当該ノンキャリOBに対し週2回の出勤で年間1000万円を支給していたという。
週2回の出勤で1000万円というのは週5日勤務に換算すれば年間2500万円、日給に換算すれば10万円に上るがこの好待遇は同社の保険契約者や一般社員の納得を得られるものなのだろうか。
当該法人営業に関する助言を得ていたというがそれならそれでもう少し丁寧な説明がいるのではないかと思うのである。
保険契約者から見れば保険料の一部が当該OBの報酬に回っているのだが生保会社は何の落ち度も責任もないと言うのだろうか。