グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

かんぽ生命の「その後」に思う

2019年08月21日 | 社会
不適切な保険の販売で営業自粛中のかんぽ生命だが営業社員に対する収入補填のニュースがあった。
同社は従来より営業社員の基本給の12%を営業手当として実績に応じて配分してきたので営業自粛その分が支給されないとなると営業社員は辛い。
ゆえに営業再開まで当該部分を一律に支給するのはある意味リーズナブルかもしれない。
分からないのは労組側がこの申し出を受け入れたうえで従来の営業手当見合いをさらに求めていくという主張内容だ。
これはどうにも理解に苦しむ。
一体労組は何を考えているのだろうか。
それにかんぽ生命自体はさらに急がなければいけないことがあるだろう。
10万件を超えるという不適切な保険販売の被害者に対する直接謝罪は済んだのだろうか。
不適切販売と称される類型の分析とチェック体制の開発は進んでいるのだろうか。
そしてとにかく一日も早くまっとうな営業活動を再開させることが重要だ。
今のままでは顧客より従業員の方が大事だと思われてもしょうがない。