東京、大阪のコロナウィルス緊急事態宣言が再び延長される見通しである。
東京都などは年明け早々から緊急事態宣言の発令、延長が相次ぎ言わば慢性化しているようである。
これでは事業継続に大きな影響を受ける飲食業界やエンタメ業界の関係者は堪ったものではない。
100M競争に例えるとゴールを示すテープが見えてきた途端それがさらに遠ざかっていくことを意味しているからねぇ・・・。
筆者はかって企業に在職中に社長が主催する重要会議の事務局業務に従事していたことがある。
時折社長の社外での業務が長引いたり交通渋滞に巻き込まれたり、の理由で帰社が遅れ会議開催時刻に間に合わないことがあった。
そんなとき社長(秘書)からの連絡は遅刻幅が大きめに知らされることが多かったので実際に会議開催時刻遅延の影響は予想したよりも軽微ですみ胸をなでおろしたことが何度もあった。
そんなとき上に立つものは常に状況を悲観的に捉え不確実性に備える重要性を学んだ気がした。
さて今般の緊急事態宣言の期限設定プロセスはどうだろうか。
為政者はもう少し事態を悲観的(気味)に捉えたほうが安易に延長するよりベターではないかと思うのである。