グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

全柔連の体質と感覚に思う

2013年02月08日 | 日記
全柔連(全国柔道連盟)の最近の動きをみると一体どうなっているのかと思ってしまう。
先日辞任した女子柔道部監督は退任発表直前に女子部員を前にして恫喝を行っていたという。
これでは本当に反省しているのか今でも疑問だ。
それよりも驚いたのはロンドンオリンピック惨敗の責任を取って辞任した当時の強化本部長が何とその直後に(新設した強化担当の)連盟理事に昇進していたことだ。
全く世間の常識では考えられないことだ。
これは何と説明しても社会の理解を得られないのに連盟内で異論はなかったのだろうか。
体罰問題はともかくも連盟の体質と感覚にはあきれ返ってしまう。
連盟会長は国際柔道連盟に対し現況と今後について説明に向かったが果たして何を説明するつもりなのだろう。
連盟体質の改善は何も進んでないというのに・・・。
メダル至上主義とも少し間を置こう。
連盟も、国民も、メディアも・・・。

希少動物に関する不正取引の罰則強化に思う

2013年02月07日 | 日記
このたび政府は希少動物に関する不正取引の罰則強化を決めたようである。
希少取引の不正取引によって得られる不正利得が罰則金額よりも多いようでは不正撲滅など望むべくもない。
この点で今回の罰則強化は諸手を挙げて賛成である。
そこで思うのは同様のことが他の分野でも一杯あるのではないかということである。
たとえば経済詐欺罪だ。
あくどい騙しで不正に金銭を詐取し不正蓄財し万一摘発を受けても一定の懲役で済んでしまう、その後は他人名義で残しておいた不正蓄財分でぬくぬく強欲を満たす生活を送るなどということがありはしないか。
こんな不正を許す社会は決していい社会とは言えないだろう。
あらゆる経済詐欺罪はまずは加害者に一生かけてでも被害者への全額弁済を義務付けるべきだと思うのだ。
懲役刑は二の次だ。

日銀総裁の突然の辞任表明に思う

2013年02月06日 | 日記
日銀総裁が昨日任期満了を待たず来月副総裁交代と合わせ辞任することを表明していた。
もともと4月8日が任期でたかだか20日間程度の前倒しだが任期中の辞任など本当に異例だ。
ふと脳裏をよぎったのは総裁は政府の日銀対応に何らかの不満を持ちモチベーションを下げたか、あるいは無言の抗議の行ったのではないかということだった。
1月17日付「新政権の日銀対応に思う」でも触れたが新政権の日銀に対する姿勢が総裁にとって相当なプレッシャーになり得たことは想像に難くない。
筆者は些か危惧の念をもって事態を見守っていたが今回の任期途中での辞任表明は上述のような意図はなかったのだろうか。
無論総裁自身は否定しているのだがそれはあくまで表向きで本心は??
やはり新政権の日銀コントロールは若干行き過ぎの面があるのではないかと思うのである。

政府の東電7000億円支援に思う

2013年02月05日 | 日記
政府が東電に対し賠償資金用に約7000億円の追加支援を決めた。
これで支援額は累計3兆円を超えた。
一体原発絡みの賠償金は総額いくらに上るのだろうか。
かってない大事故ゆえに見通しすらつかないのではないか。
それに追加支援の原資はいずれにせよ国民の血税なのだから本当に複雑な心境だ。
今回の大事故について誰がどんな責任を取ったのだろうか。
最近になって東電前会長や原子力安全委員会前委員長に対し任意聴取を行っているというが果たしてどうなることか。
さらに電気料金は燃料費の高騰でさらに値上がりすることが予想される。
国民は全く踏んだり蹴ったりである。
今回の大事故は一義的に東電にあるかもしれないが被害の大きさはとても一社で賄いきれるものではない。
とはいえそっくり国民にツケが回ってくるようではなぜか割り切れない。
二度とこんな事故は起こしてはならないと思う。

マラソンのデッドヒートに酔う

2013年02月04日 | 日記
昨日の別大毎日マラソンは本当に見応えがあった。
28㎞過ぎから川内、中本両選手が飛び出し最後までデッドヒートを繰り広げたのだがあんなレースは滅多にないだろう。
途中何度も川内選手が仕掛けたのだがその都度中本選手が食い下がりこれでは川内選手に疲れが残り結局敗れるのではないかと勝手に予想したものだった。
いくつかの駆け引きを経た後見せたの川内選手の最後のスパートは見事だった。
終わってみたら大会新記録、自己記録も更新で優勝、いつものゴールで倒れ込むむシーンもなかった。
いよいよ市民ランナーも本物になったようだ。
モスクワの世界陸上でも昨日のような激走を見せてもらいたいものだ。

体重計のデザイン侵害訴訟に思う

2013年02月03日 | 日記
先日家庭用の体重計にデザインに関しO社がT社を訴えたとの報道があった。
ふと思ったのだが体重計のデザインはどう考えてもあの形になるのが自然ではないか。
両足の置き場所や表示部分は普通に考えればあの姿に落ちつくのが当たり前で決して模倣や盗用には当たらないと思うのだがそれを訴訟したというのが意外だった。
技術的な面やアイデアの有無での訴訟であればいざ知らずこの場合のデザイン面での訴訟は対処が難しいと思う。
果たして司法はどんな判断を下すのだろうか。

製造業従事者1,000万人割れに思う

2013年02月02日 | 日記
我が国の製造業従事者がついに1,000万人を割って998万人になってしまったようだ。
文明が高度化するにつれ産業構造が一次産業→二次産業→三次産業にシフトしていくことはよく知られているがたかだか20年ほど前には1600万人以上いた従事者がなんと40%減とは・・・。
以前製造業に在籍していた筆者にとって本当に隔世の感を禁じ得ない。
無論従事者減少の理由は文明の高度化だけではない。
為替レートの動向(直近では些か円安に振れてきてはいるが)や近隣海外諸国との労働賃金格差、国内需要の縮小など多くの要因が絡んでいるだろう。
変化があまりに急なため労働需給などいろんなところで軋みが生じているようだ。
ソフトランディングのためにも政治に期待するところ大である。
海外勤務者についてもこの際情報なり統計なりをもう少し整備した方がよい。

米アマゾンの業績好調に思う

2013年02月01日 | 日記
米国アマゾンが着実に業績を伸ばしているとのことだ。
アマゾンといえば創業後しばらくして経営危機を迎え折角数カ所に増やした物流センターを1カ所に集約した荒療治が印象に残っているが今や着実に業容が拡大、インターネットの威力をフルに実証しているようだ。
電子書籍ビジネスについても端末のキンドルは安価で収益性は乏しいがむしろコンテンツで稼ぐ構図だ。
先日もこのブログでアップル社の時価総額急落を取り上げたがハードビジネス中心のアップルとソフト・コンテンツ中心のアマゾン社と好対照をなしている。
そういえば我が国でもハード中心のITメーカーは極度の不振だがネットビジネスはゲームにしろ証券にしろ物販にしろわが世の春を謳歌している。
世の中は確実にハード経済からソフト・コンテンツ・イベント経済に移行しているようである。