グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

この夏一番の猛暑に思う

2017年08月10日 | 日記
いやぁ、昨日は暑かった。
東京でも37℃以上を記録したらしいが全国ベースでみると瞬間気温40℃を超えたところも数カ所あったようだから誰かが言っていたように日本も気温だけはもう東南アジア並みだ。
猛暑といえばいくつか思い起こすことがある。
一昔前には「不快指数」がマスメディアで取り上げられていたが最近はさっぱり影をひそめてしまった。
「不快指数」は確か気温と湿度の組み合わせで計算されそれはそれで一応の意義はあると思うのだがあまりインパクトはないのかねぇ・・・。(笑)
それともう一つこれも思い出話になってしまうのだが昔は夏の高校野球シーズンになると電力会社からの節電要請が常態化していた。
電力使用量が供給キャパシティと対比してパーセンテージで表示されるのが常だったがいつの間にかこちらも「昔はそんなこともあったなぁ」てな話になってしまった。
これはこれでいい話なのだが原発の多くが動いていない中でこんな猛暑を乗り切れるのであればもう原発なんかいらないのかねぇ。
少しくらい電力料金が上がっても我慢するよ、ただ地球温暖化は看過できないが・・・。


総務相の「逆境で総裁批判は卑怯」発言に思う

2017年08月09日 | 日記
昨日総務相がメディアとのインタビューで「良いときはともかく、苦しんでいるときに徒に今いる総裁を仲間が批判するのは卑怯だ」と述べたとのことだ。
一体誰のどんな発言を指しているのか気になった。
もし逆境に陥った総裁をいきなり掌を返すように攻撃するのは間違いなく卑怯だし責められて当然だ。
ただ一方で総裁がいまだ説明責任を果たしていないと判断したり新たな疑義が出てきた場合仲間があえて指摘を行うのはいつの世でも組織員としての義務だろう。
むしろ今まで言わなさ過ぎたことはなかっただろうか。
そうそう、それに新・沖縄北方担当相の件だって首相に任命責任なしとは断定しきれないのではないか。
当該大臣が正直なのは認めるがカンペを見ながらの発言ばかりではとても仕事人内閣を標榜できないはずだ。
冒頭の総務相の発言は挙党体制を訴えたものと思料されるが当選同期生でもある首相を庇い過ぎている感が無きにしも非ず、だ。
何事も「是々非々」が基本だろう。

新閣僚の不適切発言に思う

2017年08月07日 | 日記
またしても首相に災難が襲った。
満を持して組閣したはずの新閣僚から予期せぬ不適切発言が飛び出したからだ。
新たに任命された北方・沖縄担当相は政務遂行にあたり「官僚の作文を朗読する」「(担当分野は)素人で白紙だからいろんな人に色を付けてもらうのが重要」などと公言していた。
これが「仕事人内閣」の一員というから恐れ入る。
一体このような存在感のない、さらに言えばやる気のない議員を閣僚に任命する必要がどこにあるというのだろう。
当閣僚は入閣打診の際に「辞退」の意向を示していたことが明らかになっている。
ということは当人もさることながら任命サイドにより大きな責任がありそうだ。
一説によれば所属する派閥の領袖が閣僚受諾に固執し躊躇する当人を叱りつけたとも言われる。
ここまでくればなんだかハラスメントの様相もある。(笑)
自薦組などいくらでもいるように思うのだがそんなに「適材」が払底しているのだろうか。
さて今日の定例記者会見で官房長官は「交代は考えていない」というようなことを言っていたがこれは果たして正しい判断だろうか。
確かに閣僚交代は政権のダメージになるがこのまま悪いイメージを引きずるよりは一時的な恥は忍んでも思い切って交代させたほうが長い目で見た場合政権のダメージは軽微だろう。
要は比較の問題なのだが・・・。

トランプ政権の混乱に思う

2017年08月06日 | 日記
米国トランプ政権の混乱がどうにも止まらない。
報道官、大統領補佐官、広報部長がこう立て続けて辞任や解任が相次ぐともう何が何だか分からない。
聞くところによると政府ポスト全体の1200のうち既にアサインされているのが50~60に過ぎず大半はまだ空席状態だそうである。
政権スタート半年、この報道が正しいとしたら「よくぞこれで政治が回っているなぁ」という感じだ。
大統領自身はこの状況をどう理解しているのか?
また大統領を支える共和党はどう考えているのか?
はたまた政権の公約は何が実現したのか?
実績がTPPや温暖化枠組みからの脱退だけというのではいくら熱心なファンがいるとしても政権維持は困難だ。
我が国の外交政策もそろそろ「ポストトランプ」を視野に入れていかなければならないだろう。
そうそう、あのロシア疑惑の行方も気になるねぇ。

自民党の党内人事に思う

2017年08月05日 | 日記
先日内閣改造と連動する形で自民党内の人事異動も行われたが国対委員長、国対副委員長の異動先は意外だった。
前国対委員長は晴れて党三役ポストの総務会長、前副委員長は目出度く初入閣、明らかに論功行賞のように見える。
国対委員長の最近の出番といえば例の森友・加計問題等審査会の運営に関わる予野党間協議だったのだが当初から与党の消極的スタンスが目立った。
開催の是非や時間配分、招致対象者などで野党と衝突するものの一貫して強硬な姿勢を採り野党からは悪役に映っただろうが与党関係者からは守護神のように受け取られたはずだ。
その結果今のポストをゲットできたとしたら今後ますます「忖度」が流行るかもしれないねぇ。
それに審査会に後ろ向きのスタンスが果たして今の、あるいはこれからの自民党にとって良かったかどうか・・・。
もしこれが論功行賞だとしたらこの結論は先走りだろう。
功績か、失態か、まさに神のみぞ知るということだ。



前防衛相の離任式での満面の笑顔に思う

2017年08月04日 | 日記
前防衛相の離任式の光景を見て違和感を禁じ得なかった。
というのも前防衛相は確か引責辞任したはずなのだが離任式での氏は満面の笑顔で応え離任の挨拶にいたってはなぜかアイドルがファンに対し接しているような明るいものだったからである。
離任式前日だったか、前々日だったかの辞任会見の沈痛な表情とは別人のような変貌ぶりは何だったのだろう。
自衛隊という大組織を混乱させた責任をもはや忘れ去ってしまったのだろうか?
それとも憂鬱だった職責から解放された安堵感がそうさせたのか?
いずれにせよあの笑顔、弾んだ声を逆に苦々しく感じた関係者や国民は多かったはずだ。
一体防衛相というポストをどう認識しているのか・・・。
もし筆者が任命責任者であれば当該前防衛相に対し口頭注意と何らかの処分を実施し併せて国民に対し謝罪するところだ。
全く「親の心、子知らず」というか・・・。
いや親自身も実はそんな気がないのかもしれない。
「子は親の姿を映す鏡」というからねぇ・・・。

第3次改造内閣の発足に思う

2017年08月03日 | 日記
今日内閣再々改造が実施され即日スタートした。
しかし首相の会見を聞いているとまだ何か勘違いをしているのではないかと思ってしまう。
政治不信を招いた原因としていくつかの疑惑を挙げて反省の弁を述べていたのだがその後の首相のスピーチはこれからの結果本位の「仕事人内閣」に終始していた。
「疑惑の真相解明は今日で終わりにして」と言わんばかりの今のスタンスは残念ながら世論が黙っていないのではないか。
今回の内閣改造の必然性が国民の政治不信にあるとすれば政治不信の除去が最優先課題のはずだがそれには全く触れずじまいだった。
これでは内閣支持率の反転はあり得ない。
しばらくの間 頭を下げ続けたあのパフォーマンスは何だったかという気がしないでもない。
結果本位などというキャッチフレーズはもういらない。
もし結果を出すというのなら信頼回復に向けた具体的な内容やスケジュールの一端くらいはコミットしないといけない。
政権はそこまで追い込まれているのである。



甘利氏の党三役断念に思う

2017年08月02日 | 日記
首相が今般の内閣・党三役人事で構想にあった甘利前経財相の党三役起用を断念したとのことだ。
以前のような一強体制が続いていればこんなことはなかっただろう。
時の流れを感じさせるに十分なニュースだった。
続いて頭をよぎったのが来年任期を迎える日銀総裁人事だった。
総裁は相変わらずインフレターゲット2%を目標に超低金利政策を維持しているが任期中の目標達成は絶望だ。
それにしてもマイナス金利の採用に加えETF買い入れの持続はその副作用が心配だ。
いつかは方針の変更が必要だが何時誰がどのようにその任に当たるのか?
もう一つ金融政策を超えた経済成長政策が不可欠だ。
今の政権下でそんなことができるのか。
政権幹部がアベノミクスについて「道半ば」と評し始めてからもう随分年月が経つ。
今から急に夢物語が実現するとは思えない。
ソフトランディングはなかなかの難問だ。
出でよ、新日銀総裁、新経済財政・再生相、そして新首相か・・・。