演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/07/19 第28回芸能花伝舎落語会『暑中見舞寄席』

2007-07-19 | 芸協見ブんログ
春風亭昇々…『子ほめ』

昔昔亭健太郎…『桃太郎』

三遊亭春馬…『紀州』

神田松鯉…『番町皿屋敷 お菊の最期』

《お仲入り》

檜山うめ吉…「三階節~きんらい節~裏の瀬戸屋~猫ぢゃ猫ぢゃ~粋なカラス/潮来出島(踊り)」

桂平治…『禁酒番屋』


平治師匠のHPでチケットプレゼントがあり、それに応募してチケットをいただきました。
平治師匠、ありがとうございます

いつもは新宿西口から歩いて花伝舎まで向かうのですが、今日は時間がないため「都庁前」駅から。地図を見ていると横を昔昔亭健太郎さんが通ったので、ストーカーの如く後を付いていったら、アッという間に到着しました

開口一番は、おーっと昇々さん。
寄席では7分の持ち時間が今日は15分。
最近ニキビが増えたこと(某大臣のように“吹き出物”ではないらしい)。関東出身なのに関西の大学に行った事などをマクラにしていましたが、そこまでが精一杯だったようです

健太郎さんは柳昇師のエピソードをマクラに「桃太郎」。
昔昔亭桃太郎師匠の「健太郎」ではなく、昔昔亭健太郎さんの「桃太郎」です。間違えないように!
それにしても柳昇師のお弟子さん(柳太郎師匠、鹿の子さん、健太郎さん、etc)がやる、柳昇師のモノマネ。似ている人を見たことがないのはナゼ???

春馬師匠はいきなりお釈迦様の話をしたので「お血脈」かと思ったら・・・。
春馬師匠の大きな声はこの噺に合っていますね。

松鯉先生は「皿屋敷」。落語のように太鼓による“ドロ”はなかったものの、先生の乾いた張り扇の音がシーンとした会場内に響き渡りました。
演じる方はお菊さんの墓参りに行くそうですが、聴く側もお参りに行った方が良さそうです・・・

うめ吉さんは5曲たっぷり。1曲終わるごとにチョコンと首を下げてお辞儀をする仕草がカワイイんです

今日は朝から学校寄席に落語講座。締めくくりがこの高座。「もう疲れちゃって」と平治師匠。
文治師、圓右師、小圓馬師、夢楽師といった破天荒な破滅型の芸人が少なくなったと、この師匠方の逸話を聞かせて下さいました。
本題は「禁酒番屋」。旨そうに酒を呑む仕草に、こちらのノドも鳴りっ放し。
町民は「しょんべん」、役人は「しょうべん」といった言葉の使い分けもあり、平治師匠の陽気な高座を楽しませていただきました。

会場には若い方も多く、改めて落語や演芸への関心の高さがうかがえる会でした
コメント (2)
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