演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/07/28 深夜寄席(芸協)

2007-07-28 | 深夜寄席見ブんログ
三笑亭月夢…『てれすこ』

神田ひまわり…『堀部安兵衛 道場破り』

三笑亭可龍…『皿屋敷』

瀧川鯉太…『幇間腹』


先週の和光さんとひまわりさんが交代で、今夜は“お気に入り”のお2人が登場。
夜席がハネ、深夜寄席の客入りの頃に前座衆が出てきました。
A太郎さんに小笑さん、ち太郎さんに鯉八さん、羽光さんの5人。
さすがに私服だと普通のオニイちゃんでした

月夢さんに関しては1月27日の深夜寄席6月10日の広小路亭の感想をご覧下さい。
それ以上、何も言う事はありません。

ひまわりさんは自ら釈台を持って登場!
7日のきらりさんの時は朝夢さんが運んでいましたが・・・
ひまわりさんは中山安兵衛の道場破りの一席を、強弱・硬軟織り交ぜて読み上げました。
張り扇をパンパン叩くタイプの読み物ではないだけに、ここぞという時の張り扇の音が客席に響き渡ったのが印象的でした!

可龍さんは前座時代に立前座だったひまわりさんのエピソード(!?)を披露。
ところがこれがひまわりさんの“癪”に障ったようで、扉を開けて
『余計な事を言わないの!』
この時のひまわりさん、情けないような切ないような、お姉さんの顔になっていました
この後、可龍さんがひまわりさんが来年真打に昇進することを場内に発表すると、客席から大きな拍手
可龍さんが再びひまわりさんを高座に呼ぶと、場内からもう一度大きな拍手が送られました
なんかお姉さん想いの弟を見ているようで、感動的なシーンでした
可龍さんはお得意の『皿屋敷』でしたが途中には“薄ドロ”も入り、ビクッとしたお客さんもチラホラ
ただ、最初の太鼓がもう少し強ければ、女性客の悲鳴が聞けたかもしれません。

鯉太さん、相変わらず指で汗を拭うんだから・・・。
この人の噺は抑揚がほとんど無いので、もっと話し方にメリハリが付いたらいいのになぁと感じました。

今夜はやっぱりひまわりさんと可龍さんの上手さが際立った深夜寄席でした