<途中入場>
春風亭美由紀…「美由紀のさのさ節~上げ汐・両国川開き花火風景」
桂歌春…『鈴が森』
(三笑亭夢太朗昼夜交代・三遊亭栄馬順序変更)
神田陽子…『椿姫』
Wモアモア…「漫才」
(やなぎ南玉順序変更)
桂伸治…『皿屋敷』
昔昔亭桃太郎…『ぜんざい公社』
《お仲入り》
春風亭柳好…『町内の若い衆』
やなぎ南玉…「曲独楽」
(Wモアモア順序変更)
三遊亭栄馬…『二番煎じ(半ば)』
(三笑亭夢太朗昼席出演・桂歌春順序変更)
古今亭壽輔…『地獄巡り(前)』
北見マキ…「奇術」
春風亭小柳枝…『船徳』
上野広小路の「本牧亭」を出たのが5時10分。
リニューアルした芸協のHPで今日の末広亭の出演者を確認すると、昼席出演の歌春師匠が夜の6時上がり。
何とか間に合わせたい一心で「上野御徒町」の改札に向かうと、ちょうど柳家権太楼師匠が改札を出る所。
『あーーーーーーっ!権太楼師匠だーーーーーっ!!』
高座での陽気さとは対照的に気だるそうに歩いていたのが印象的でした。
末広亭の木戸では席亭が、『今日は早いですね』
ありゃりゃ、バレてるよ!
そりゃそうでしょう!上席で7日、下席で5日も通えば・・・
場内に入ると柳桜師匠の「小言念仏」。
お茶子のお姉さんの席案内を「柳桜師匠が終わったら前に座りますから」とお断りしました。
美由紀姐さんの時に最前列の左端が空いていたので着席。
「さのさ」と「上げ汐」の2曲でしたが、それぞれ3番、2番までを唄う華やかな高座でした。
できれば踊りも見たかったんですけどね。
歌春師匠はいつものマクラではなく、客層を吟味して『泥棒』の噺。
4月にこの末広亭で「鈴が森」をかけた時は途中まででしたが、今日はサゲまで。
間抜けな子分を演じたら歌春師匠の右に出る人はいないのではないか?と思えるような楽しさで、場内を爆笑に包んでいました。
陽子先生は今日も「椿姫」ですが、それにしても面白い。
京子さんの「ジャンヌ=ダルク」もそうですが、この師弟は寄席でウケそうです。
モアモア先生はけん先生のアドリブに反応した客を見て、しん先生が大ウケ。
涙を拭いているしん先生を見て思わず言いそうになりました。
『笑うなら金払ってこっちで笑えよ!』
伸治師匠は昼間サッカーをやってきたそうで、高座に上がって思わず、
『あ~、涼しい』
陰陽のマクラだったので「皿屋敷」です
こうなるともう私の興味は噺よりも“薄ドロ”でして(伸治師匠、ごめんなさい)・・・。
案の定、お菊が出た瞬間の“薄ドロ”では2列目のオバちゃんが、
『うぁ~~っ、ビックリしたぁ・・・』
これに釣られて連れのオバちゃんまで大爆笑!
陽気な高座でした。
桃太郎師匠は珍しく「ぜんざい公社」で、桃太郎師匠の何か食べる仕草というのを初めて見た気がします。
食いつきの柳好師匠は「町内の若い衆」。柳好師匠は毎日違うネタをかけているのではないでしょうか?楽しい噺でした。
南玉先生の曲独楽は「松竹梅~相合~地紙止め~刃渡り~風車」で、客席は妙技に満足気でした。
栄馬師匠は「二番煎じ」の前半部分。この季節に「火の用心」とはいかがなものでしょう???
壽輔師匠は今日も陽気な鳴り物(「さわぎ」)入りです。それにしても壽輔師匠は噺が続くなぁ…。
マキ先生のマジック、次から次に出てくるハンカチやコインに、客席からは驚きの声が上がりました。
トリの小柳枝師匠。今日と明日は『船徳』です。
浅草寺の“四万六千日”は終わりましたが、まだ明けぬ梅雨を払うかのように楽しいマクラから本題へ。
小柳枝師匠は「長屋の花見」の大家とか、「唐茄子屋政談」の叔父さんなど凄味を利かせる反面、この「唐茄子屋…」「船徳」の気弱な若旦那の演じ方も一見の価値があります。
その他にも船の客や、船屋の若い衆もそれぞれ特徴があり、場内は『小柳枝話芸』に酔いしれていました。
今日は昼席こそ見なかったものの、歌春師匠、伸治師匠、小柳枝師匠がお得意の噺をかけて下さったので、満足感一杯の一日でした
春風亭美由紀…「美由紀のさのさ節~上げ汐・両国川開き花火風景」
桂歌春…『鈴が森』
(三笑亭夢太朗昼夜交代・三遊亭栄馬順序変更)
神田陽子…『椿姫』
Wモアモア…「漫才」
(やなぎ南玉順序変更)
桂伸治…『皿屋敷』
昔昔亭桃太郎…『ぜんざい公社』
《お仲入り》
春風亭柳好…『町内の若い衆』
やなぎ南玉…「曲独楽」
(Wモアモア順序変更)
三遊亭栄馬…『二番煎じ(半ば)』
(三笑亭夢太朗昼席出演・桂歌春順序変更)
古今亭壽輔…『地獄巡り(前)』
北見マキ…「奇術」
春風亭小柳枝…『船徳』
上野広小路の「本牧亭」を出たのが5時10分。
リニューアルした芸協のHPで今日の末広亭の出演者を確認すると、昼席出演の歌春師匠が夜の6時上がり。
何とか間に合わせたい一心で「上野御徒町」の改札に向かうと、ちょうど柳家権太楼師匠が改札を出る所。
『あーーーーーーっ!権太楼師匠だーーーーーっ!!』
高座での陽気さとは対照的に気だるそうに歩いていたのが印象的でした。
末広亭の木戸では席亭が、『今日は早いですね』
ありゃりゃ、バレてるよ!
そりゃそうでしょう!上席で7日、下席で5日も通えば・・・
場内に入ると柳桜師匠の「小言念仏」。
お茶子のお姉さんの席案内を「柳桜師匠が終わったら前に座りますから」とお断りしました。
美由紀姐さんの時に最前列の左端が空いていたので着席。
「さのさ」と「上げ汐」の2曲でしたが、それぞれ3番、2番までを唄う華やかな高座でした。
できれば踊りも見たかったんですけどね。
歌春師匠はいつものマクラではなく、客層を吟味して『泥棒』の噺。
4月にこの末広亭で「鈴が森」をかけた時は途中まででしたが、今日はサゲまで。
間抜けな子分を演じたら歌春師匠の右に出る人はいないのではないか?と思えるような楽しさで、場内を爆笑に包んでいました。
陽子先生は今日も「椿姫」ですが、それにしても面白い。
京子さんの「ジャンヌ=ダルク」もそうですが、この師弟は寄席でウケそうです。
モアモア先生はけん先生のアドリブに反応した客を見て、しん先生が大ウケ。
涙を拭いているしん先生を見て思わず言いそうになりました。
『笑うなら金払ってこっちで笑えよ!』
伸治師匠は昼間サッカーをやってきたそうで、高座に上がって思わず、
『あ~、涼しい』
陰陽のマクラだったので「皿屋敷」です
こうなるともう私の興味は噺よりも“薄ドロ”でして(伸治師匠、ごめんなさい)・・・。
案の定、お菊が出た瞬間の“薄ドロ”では2列目のオバちゃんが、
『うぁ~~っ、ビックリしたぁ・・・』
これに釣られて連れのオバちゃんまで大爆笑!
陽気な高座でした。
桃太郎師匠は珍しく「ぜんざい公社」で、桃太郎師匠の何か食べる仕草というのを初めて見た気がします。
食いつきの柳好師匠は「町内の若い衆」。柳好師匠は毎日違うネタをかけているのではないでしょうか?楽しい噺でした。
南玉先生の曲独楽は「松竹梅~相合~地紙止め~刃渡り~風車」で、客席は妙技に満足気でした。
栄馬師匠は「二番煎じ」の前半部分。この季節に「火の用心」とはいかがなものでしょう???
壽輔師匠は今日も陽気な鳴り物(「さわぎ」)入りです。それにしても壽輔師匠は噺が続くなぁ…。
マキ先生のマジック、次から次に出てくるハンカチやコインに、客席からは驚きの声が上がりました。
トリの小柳枝師匠。今日と明日は『船徳』です。
浅草寺の“四万六千日”は終わりましたが、まだ明けぬ梅雨を払うかのように楽しいマクラから本題へ。
小柳枝師匠は「長屋の花見」の大家とか、「唐茄子屋政談」の叔父さんなど凄味を利かせる反面、この「唐茄子屋…」「船徳」の気弱な若旦那の演じ方も一見の価値があります。
その他にも船の客や、船屋の若い衆もそれぞれ特徴があり、場内は『小柳枝話芸』に酔いしれていました。
今日は昼席こそ見なかったものの、歌春師匠、伸治師匠、小柳枝師匠がお得意の噺をかけて下さったので、満足感一杯の一日でした