演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/07/10 末広亭・夜の部

2007-07-10 | 芸協定席見ブんログ
笑福亭乃光…『手紙無筆』

昔々亭慎太郎…『ぜんざい公社』

江戸家まねき猫…「動物ものまね」
(ぴろき休演)

三遊亭笑遊…『寿司屋は楽し』
(桂米多朗順序変更)

春風亭柳桜…『本膳』

宮田章司…「納豆~朝顔の苗~※薬各種~※七色唐辛子~※よかよか飴~物産飴」

桂幸丸…『ハワイアンセンター物語(序)』

三笑亭夢太朗…『錦の袈裟(半ば)』

東京丸・京平…「漫才」

神田松鯉…『扇の的』

桂歌春…『たがや』
(昔昔亭桃太郎休演)

《お仲入り》

桂米多朗…『壷算』
(三遊亭笑遊順序変更)

ボンボンブラザース…「曲芸」

古今亭壽輔…『代書屋』

三笑亭茶楽…『真田小僧』

新山真理…「漫談/奴さん姐さん(踊り)」

春雨や雷蔵…『湯屋番』


今席、ようやく夜の部のサラから入場。席に着くなり開演。

開口一番は乃光さん。
いつも高座返しの姿は見ていますが、落語を聴くのは初めて。
鶴光師匠のお弟子さんですから関西出身なのでしょう。
関西弁の「手紙無筆」でした。喋り方や内容はまだまだですが、
とにかく一生懸命さが伝わる姿に好感が持てました。

続いて慎太郎さんの「ぜんざい公社」。
ところどころに桃太郎師匠の口調が入っていました。
ハッキリとした語り口がいいですね。

ぴろきさんがお休みでまねき猫さん。
通信販売のネタでしたが、ほんわかムードが場内に漂いました。

出番変更の笑遊師匠。硬い雰囲気の場内を明るくして下さいました。
桟敷の人数のバランスを取るために「一人移動して!」

柳桜師匠は声が小さい。3列目に座っていても聞き取りにくいのです。
温まった客席がちょっと戻ってしまった感じです。

少ない客の割には売り声のリクエストが多くて章司先生もご機嫌。
常連さんの注文に章司先生も気分良く応えてました。

幸丸師匠は今日もCMネタはなく、昭和40年代前半のヒット曲集。
ここからハワイアンセンターではあまりにも時間がなさすぎでした。

夢太朗師匠は時々この「錦の袈裟」をかけますが、いつも半ばまでです。
一度くらいはサゲまで聴いてみたいものです。

京丸・京平さん、今日はややウケ。
ギャグの不発に「笑わねぇなぁ」。
『だってあんまり面白くないんだもん』
心の中でつぶやきました。

松鯉先生は源平の中からの読み物。聴いていて安心感と楽しさがあります。

乃光さんとち太郎さんが釈台を片付けていると、流れてきた出囃子は「桃太郎」ではなく「さわぎ」。
『えっ?えっ?なんで??歌春師匠???』
ハイ、歌春師匠が代演でした
今日はマクラが一切なく、いきなり本題に。
うっとうしい梅雨空を晴らすかのような内容に、場内のボルテージも上がりました

後半に入って初めて桟敷に座りました。ここは場内を見渡せていいですねぇ

前半から順序変更の米多朗師匠。瀬戸物屋の雰囲気が良かった。
サゲも「一荷入りもお持ち下さい」というものではなく、斬新な感じがしました。

繁先生が桟敷に入ることを期待したのですが、桟敷前方のご婦人に気を遣ったのか中には入らずじまい。
今日はテープの支えがなしで4個のゴルフボールを成功させました

壽輔師匠も相変わらずの客いじり。ネタは「代書屋」でしたが、平治師匠のようなドカンドカンではなく、笑いが持続的に繰り出される内容でした。

茶楽師匠では初めての「真田小僧」。
冒頭の親子の会話に重点を置く内容でしたが、ここを短めにして最後のサゲまででも良かったのでは…???

真理さんは「刑務所の血液型」ネタと踊り。
今席初めて、「奴さん」と「姐さん」を続けて踊りました。
「奴さんだよ!」「姐さんだよ!」のセリフにトキメキました

雷蔵師匠は最初「船徳」かなと思いましたが「湯屋番」でした。
若旦那が湯屋に勤めるまでは静かでしたが、妄想シーンからは笑いも起こって楽しい高座でした。

10日間のうち7日も末広亭へ。こうしてみると結構常連って多いんだなと感じる上席でした。