昔昔亭健太郎…『のっぺら坊』
昔昔亭笑海…『ぜんざい公社』
三笑亭朝夢…『羽織の遊び』
神田きらり…『寛永三馬術 誉れの梅花 愛宕山』
「明暗」ならぬ『暗明』がクッキリと分かれた深夜寄席でした。
健太郎さん。マクラから噛むはウケないはで散々な内容。
マクラがウケないなら本題に入ればいいものを、さらに泥沼に…。
オチが延々と続く噺で、客席もダレ気味でした。
笑海さんが前回出た時は「猫と金魚」がメチャメチャ面白かったのですが、今日は健太郎さんの空気を変える事ができないままでした。
お2人ともツカミに失敗し、ハナから悪い流れを作ってしまったようです。
ウケない焦りが増幅して、焦れば焦るほど取り返しがつかない。
今夜の「昔昔亭」組は良い所がなかったと言っていいでしょう。
3月3日の深夜寄席でも空気を変えるのに苦労した朝夢さん。
今回も「1人あたり125円」で笑わせます。
金がない連中が吉原に行く相談というので「突き落とし」かと思ったら、初めて聴く『羽織の遊び』でした。
前半は本当に静かだった客席にやっと笑いが訪れた感じです。
1月に深夜寄席に登場した時はきらりさん自ら釈台を運びましたが、今日は朝夢さんが運んでいました。朝夢さん、優しいなぁ…
きらりさんは登場するなり、『遠くからいらしてる方』と客席に問いかけます。
奈良からという人が一人いましたが、なんでも30分の読み物なので11時15分が終演予定で、終電の時間を気にしていたそうです。きらりさん、優しいなぁ…
深夜寄席で、講談で、しかもトリという、極限の緊張感があったと思いますが、そんなことは微塵も感じさせない読み口です。
落語と違い難しい言葉が出て来る講談は、一つ間違えれば客は離れていきますが、途中で解説やクスグリを入れて厭きさせない努力をしていたように思います。
サゲのない講談ですが、30分たっぷり堪能し、読み終わったきらりさんは釈台を退かし、座布団も外して、幕が下り切っても挨拶をしていました
昔昔亭笑海…『ぜんざい公社』
三笑亭朝夢…『羽織の遊び』
神田きらり…『寛永三馬術 誉れの梅花 愛宕山』
「明暗」ならぬ『暗明』がクッキリと分かれた深夜寄席でした。
健太郎さん。マクラから噛むはウケないはで散々な内容。
マクラがウケないなら本題に入ればいいものを、さらに泥沼に…。
オチが延々と続く噺で、客席もダレ気味でした。
笑海さんが前回出た時は「猫と金魚」がメチャメチャ面白かったのですが、今日は健太郎さんの空気を変える事ができないままでした。
お2人ともツカミに失敗し、ハナから悪い流れを作ってしまったようです。
ウケない焦りが増幅して、焦れば焦るほど取り返しがつかない。
今夜の「昔昔亭」組は良い所がなかったと言っていいでしょう。
3月3日の深夜寄席でも空気を変えるのに苦労した朝夢さん。
今回も「1人あたり125円」で笑わせます。
金がない連中が吉原に行く相談というので「突き落とし」かと思ったら、初めて聴く『羽織の遊び』でした。
前半は本当に静かだった客席にやっと笑いが訪れた感じです。
1月に深夜寄席に登場した時はきらりさん自ら釈台を運びましたが、今日は朝夢さんが運んでいました。朝夢さん、優しいなぁ…
きらりさんは登場するなり、『遠くからいらしてる方』と客席に問いかけます。
奈良からという人が一人いましたが、なんでも30分の読み物なので11時15分が終演予定で、終電の時間を気にしていたそうです。きらりさん、優しいなぁ…
深夜寄席で、講談で、しかもトリという、極限の緊張感があったと思いますが、そんなことは微塵も感じさせない読み口です。
落語と違い難しい言葉が出て来る講談は、一つ間違えれば客は離れていきますが、途中で解説やクスグリを入れて厭きさせない努力をしていたように思います。
サゲのない講談ですが、30分たっぷり堪能し、読み終わったきらりさんは釈台を退かし、座布団も外して、幕が下り切っても挨拶をしていました