07/07/21 深夜寄席(芸協)

春風亭柳太…『のっぺら坊』

笑福亭里光…『動物園』

瀧川鯉橋…『千早ふる』

笑福亭和光…『ぜんざい公社』


今月は４回の深夜寄席の内、芸協が３回。末広亭のＨＰや「東京かわら版」では今回神田ひまわりさんの出演になっていましたが、来週の笑福亭和光さんと入れ替え。そのため今回は“笑福亭”が２人出演ということになりました。
列に並んでいると９時過ぎ夜席がハネてお客さんが出てきます。
手持ち無沙汰なのでその数を数えたら１０５人！
土曜の夜は結構な入りなんですね。(ちなみに先週も９０人でした)

開口一番は柳太さん。月曜の浅草で初見したばかりなのに早くも２回目です。
この人、やっぱり“怪人”です。小中学校時代の出来事を面白おかしく話した後に怪談へ。
「皿屋敷かな？」と思ったら『のっぺら坊』でしたが、先々週の健太郎さんと打って変わって爆笑の連続。
のっぺら坊を見た時の驚きの声が怪人ぶりを表していました！
柳太さん、面白いです

里光さんは出てくるなり立ったまま“お膝送り”のご案内。
あまりこういうことに慣れていないようで、ちょっと手間取ってしまいました。
噺は「動物園」でしたが、いかんせんマクラが長い。柳太さんが１２分で下りてしまったための時間調整もあったようですが、それにしてもちょっと間延びしてしまいましたね。

今回唯一正統派(？)の鯉橋さんですが、“キャスター”のマクラがなかったのは残念です。あの話ならこの客席にもウケたと思うんですが…。
「千早ふる」は知ったかぶりの代表作のような噺ですが、サゲにいまいちインパクトがないんですよねぇ。

深夜寄席初登場の和光さんはひまわりさんとの交代の理由を「ひまわりお姉さんがどうしても今日中にレンタルビデオを返さなくちゃならないから」
独自のツカミを持っていて、なおかつこのような話ができる和光さん。これからも期待します。
釈台を見台代わりに使って、上方落語の形での「ぜんざい公社」。
いろんな方がこの噺をかけますが、私は和光さんのが一番好きです。

入場時には春風亭笑松さんがいらしたので、初めて近鉄ファンをカミングアウト。
笑松さんもうれしそうで、いずれジックリと近鉄の思い出話をしたいものです。