演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/09/21 若葉会

2007-09-21 | 日本講談協会
神田蘭…『四谷怪談 お岩無念』

神田阿久鯉…『天保六花撰 河内山宗俊』『那須与一 扇の的』

神田きらり…『村井長庵 瀬戸物屋忠兵衛』

《お仲入り》

神田紅葉…『寛政力士伝 越の海勇蔵 出世相撲』

神田京子…『河童(桑原滝弥・作)/かっぱ河太郎(踊り)』


今月は毎回ゲスト出演の山吹先生がお休みで、正真正銘“二ツ目”“前座”だけの会。
客はいつもよりかなり少なめですが、連休に挟まれた平日では仕方ないかな。

通常は10分程度の蘭さんも今日はタップリ!
蘭さんの怪談は初めて聴きましたが、痩身美人の怪談は迫力十分で25分間のフルバージョンを楽しみました。

阿久鯉さんの天保六花撰はいよいよ河内山宗俊のクライマックス。次回が最後になるようです。
時間調整でもう一席は「扇の的」で、2席続けてはお疲れかと思いますが、そんなことは微塵も感じさせない内容でした。

きらりさんは久しぶりに“陰湿”な村井長庵で、相変わらず悪いことをけしかけておきながら知らぬ存ぜぬの長庵。聴いていてムカムカしてきますな!

紅葉さんは小兵力士の「越の海勇蔵」の物語。
今月上席の池袋で松鯉先生で聴いたのとは所々違う部分がありましたが、やはり松鯉先生の迫力が頭に残っているだけに・・・。

トリは京子さん。旦那様(桑原滝弥氏)との結婚1周年記念披露ライブのチラシを客一人一人に配り歩いた後・・・。
河童のイラストが描かれた紙を手に読み物開始。最後はその河童がいなくなり、何処に行ったのか?
ナント私に配られたチラシの中に入っていました!
北見伸先生もビックリのイリュージョン(?)を見せてもらった後は、初めて拝見する踊り。
楽しい踊りで、寂しかった客席を大いに沸かせてお開きとなりました。