演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/10/06 上野広小路亭定席(途中入場)

2007-10-06 | 芸協定席見ブんログ
《お仲入り》

昔昔亭健太郎…『やかん』
(神田ひまわり順序変更)

マグナム小林…「バイオリン漫談」

春雨や雷蔵…『殿様団子』

三笑亭夢丸…『椿の喧嘩』

新山真理…「漫談(座り)/奴さん(踊り)」

桂小南治…『甲府い』


今日から10月上席後半の芝居。
上野広小路亭では食いつきがひまわりさん、ヒザが真理さん、トリが小南治師匠と、私にとって垂涎の番組。
半ドン仕事を何とか片付けて広小路亭へ!
ところが入口横の番組表を見ると、ひまわりさんがサラ口で、食いつきは何と健太郎さん
入口で思わず崩れ落ちましたよ・・・
係のおじさんが「どうしました?」
私『ひまわりさん、出ちゃったんですね…』
係「さっきも怒ってる人がいましたよ。あなたで二人目だ!」
私『・・・』
係「文句は芸術協会に言った方がいいですよ」
私『・・・(割引料金1000円を差し出す)』
係「いいんですか?」
私『真理さんが出るから

会場に入ると常連のTさんに遭遇。お互い好きですねぇと苦笑い
食いつきの健太郎さんに関してはコメントなしです。

マグナムさんはいつものバイオリンネタを一通りやってタップ。
初めて見る『東京音頭』とおなじみの『暴れん坊将軍』で、楽しい芸と技に客席も盛り上がりました。

雷蔵師匠は圓師匠から口伝の『殿様団子』で、倒幕で庶民の商売を始めた殿様と町民の戸惑いが楽しい一席でした。

『椿の喧嘩』は「第2回 夢丸新江戸噺」で優秀賞を受賞した藤原美和さんの作品。
初めて聴きましたが、大笑いする内容ではないものの構成や人物がしっかりと描かれていて予定を5分オーバーする熱演!この噺を聴いただけでも「来て良かった」と思いました。

真理さんは楽屋のネタでしたが、今まで聞いたことがない新ネタ?
若手師匠と年配の師匠方の年代の差を面白おかしく話していました。
新宿7上以来のヒザで、今日は「奴さん」も披露!
高座前面に出ての踊りも堪能させていただきました

芸協ホームページの「公演スケジュール」をご覧下さい。
その中の「上野広小路亭10月上席後半」で、小南治師匠の動画によるメッセージがあります。
それを聞くだけでも小南治師匠と真理さんの仲の良さが垣間見えるのですが・・・。
真理さんの『芸歴25年!・・・3歳から・・・』のネタを受けて、小南治師匠は登場するなり、
『私は真理さんより2年早く入門しました。1歳から落語家をやってます!』
私一人で大爆笑してしまいました
小南治師匠のトリは初めて拝見しますが、演目も初めて聴く『甲府い』
おからを盗み食いする伝吉の場面から始まり、私は小南治師匠の高座に釘付け!
本当に楽しい噺を聴かせていただきました。

帰りに入口でテケツのおばさんが、
「明日もひまわりさんは早い出番ですよ」
と親切に教えて下さいましたが、
明日は来られないんですぅ・・・