演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/10/10 第5回 柳家小蝠の会

2007-10-10 | 芸協見ブんログ
桂ち太郎…『強情灸』

柳家小蝠…『初天神』

瀧川鯉昇…『二番煎じ』

《お仲入り》

柳家小蝠…『禁酒番屋』


落語会や勉強会など毎月精力的に活動している小蝠さんのご自分の会。
今回は「禁酒番屋」のネタおろし他一席で、ゲストは鯉昇師匠!
心ワクワクで広小路亭に向かいました。

開口一番は、ち太郎さん。
おなじみの「強情灸」ですが、定席の開口一番と違って時間もたっぷりあるため、灸を我慢する場面も粘りが倍増。
この噺もすっかり自分のモノにしたという印象です。

小蝠さん一席目のマクラで、パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)と日程がダブってしまったことをしきりに後悔。
ホークスファンだけにCSの結果が気になる様子ですが、何よりもホークスファンのお客さんが最低6人来ていないとか!?
そういう小蝠さんも、この会がなければ千葉マリンスタジアムに行きたかったようです。
「初天神」はなかなか本来のサゲまで聴けないのですが、今回は楽しく『よーいよいよい、よいとこらせー!』も聴けました

ゲストの鯉昇師匠は登場するなり絶妙の間(ま)。
相変わらず独特のマクラで場内を笑わせ、火事のやじ馬の話が始まりました。
「味噌蔵」かな?と思いましたが、その話でなんと蔵に火が入ってしまいました!
「アレッ?」と思ったら続いて町内の見回りになり、『二番煎じ』だ
まさかココでこの噺とは思いませんよねぇ。
番小屋で酒を飲み、猪鍋を食べるシーンでは私の腹が「グーグー」なる始末。
おなかがへっている状況で、この場面は正直言って“酷”ですよ

休憩後は小蝠さんの二席目。
未だに半月板の状態が良くないそうで今日も正座はできないようですが、座る時には後ろにひっくり返りそうになってました
「コレが今日一番ウケましたね」って、小蝠さんてば・・・
正直言えばまだまだという印象の「禁酒番屋」で、仕草や間などこれから良くなって行くと思います。
それでもお酒が好きな小蝠さんなら酔っ払う場面とかは上手く表現できると思いますし、何よりもお手本に平治師匠という兄弟子がいらっしゃるのですから、今後の奮闘に期待したいところです。