昔昔亭A太郎…『つる』
昔昔亭健太郎…『のっぺらぼう/かっぽれ(踊り)』
三笑亭可龍…『宗論』
一矢…「相撲漫談」
(マグナム小林休演/東京丸・京平順序変更)
桂竹丸…『西郷隆盛伝』
桂伸乃介…『真田小僧』
鏡味健二郎…「太神楽曲芸」
三遊亭圓輔…『夢の酒』
《お仲入り》
神田ひまわり…『徳川百本多 小牧山合戦余聞 魚屋本多』
東京丸・京平…「漫才」
(一矢順序変更)
柳家蝠丸…『金明竹』
(春雨や雷蔵休演)
三笑亭夢丸…『椿の喧嘩』
新山真理…「漫談(座り)/奴さん(踊り)」
桂小南治…『そば清』
連休最終日は生憎の空模様
それでも今席初めてひまわり
さんが後半に登場!
ヒザの真理さん、主任の小南治師匠とお目当てが続きます。
開口一番のA太郎さん。いつも思うのですが、「A太郎からE太郎になる頃は、この中のお客さんの3分の2は・・・」というマクラは言い方を変えた方がいいと思います。何しろ客席の反応も微妙だし、後味が悪い。
健太郎さんは時間が余ったので“かっぽれ”を披露。こういうことができるんですね。
本日の“お目当て1号”の可龍さんにまず『待ってました!
』
先日の浅草、今日の広小路亭の出演者の中で、28日の「芸協らくごまつり」のことは話したのは可龍さん只1人。
ポスターやチラシだけでは集客効果が薄いと思います。
高座の上からの宣伝は意義があると思うんですけどねぇ・・・。
下準備や企画が大変で…というブログを色んな芸人さんの所で見ますが、まずは寄席でのアピールが重要なんじゃないですかね?
可龍さんは「高座に上がって何が怖いって、常連さんがいる事が怖い」って・・・
可龍さんの「宗論」は初めて聴きましたが、大旦那と若旦那のやり取りに場内から初めて笑いらしい笑いが起こりました!
最近の相撲界は不祥事続きで、一矢さんもやり辛そうです。
それにしても外国人力士の本名が次々とスラスラ出てくるのは流石ですね。
竹丸師匠は久しぶりですが、またちょっと大きくなったかな?
放送・芸能の小噺で終わると思いきや、しっかり鹿児島弁で「西郷隆盛」を聴かせて下さいました。
伸乃介師匠は相変わらず体を揺すりながらの落語です。
時間があるので『ウチの真田も薩摩に落ちた』という本来のサゲまで聴けました!
今日は初めてのお客さんが多いのか、健二郎先生の芸に拍手が少なかった印象です。
高座を下りた健二郎先生の「今日(の客)は重いなぁ…」という言葉を聞き逃しませんでしたよ
その言葉を受けてか圓輔師匠は「吸出し膏」の小噺でほぐします。
噺は亭主が寝ている場面から始まったので「天狗裁き」かと思いましたが、「夢の酒」をたっぷり聴かせていただきました。
お仲入りの後は“お目当て2号”のひまわり
さんに『待ってました!
』
ここは持ち時間が20分あるので「瓢箪屋裁き」でもかけてくるかと思いましたが、なんと先月3日の国立演芸場『三匹の小舞台』の時のネタ。
あの時は最後列だったため良く聴こえなかったのですが、今回は最前列なので内容も良く理解できました。
徳川2代将軍、秀忠公の時代、麹町に住まいを持った本多隼人正(ほんだはいとのしょう)という殿様が、目の前で休んでいた魚屋・宗太郎が持っていた柄杓を見て顔色を変える。
早速呼び寄せて事情を聞いた所、実は隼人正が一夜の過ちで出来てしまった子供が宗太郎だったと判明。柄杓は、その時の女(宗太郎の母)に「もし子供ができたら父を探す手掛かりに」と渡したもの。
隼人正は宗太郎を侍にしようとするものの、魚屋稼業が身に付いている宗太郎は辞退し、代わりに息子の宗吉を召し抱えてくれと頼む。
宗吉は隼人正にとっても孫であるため異論はなく、ここに魚屋の倅が侍になるというメデタシメデタシ・・・の内容。
昨日も書きましたが、やはり講談は2回聴いてやっと理解できるもの。
今日、この読み物を聴かせてくれたひまわり
さんに感謝です
ちゃらんちゃらんちゃんちゃん、ちゃんちゃんちゃんちゃんちゃん・・・

京丸先生、「マイダさん」から「ヤマダさん」「タナカさん」「ヨシノさん」って・・・
雷蔵師匠がお休みで蝠丸師匠。
たっぷり時間があるのに「金明竹」で借り物を飛ばさないで下さいよぉ
相変わらず沈滞ムードの客席ですが、夢丸師匠の今席は「椿の喧嘩」ばかりなんでしょうか?
『地味な噺なんで風景を思い浮かべて楽しんで下さい』と言われても…。
“お目当て特3号”の真理さん
男性客から『真理ちゃん!』という声がかかりニッコリ
おなじみの楽屋ネタですが、重たかった客席もやっと笑いの渦に
『よく「(相手として)楽屋に適当なのがいるでしょ」って言われるんですが・・・今まで出て来たのを見ればわかるでしょ?』
このネタが今日ほどマッチした日も珍しいでしょうね!
(健太郎・一矢・竹丸・伸乃介・健二郎・圓輔・京丸・京平・蝠丸・夢丸・・・)


途中で出て行ったお客さんが携帯を取りに戻って中断するハプニングもありましたが、踊りの時の「奴さんだよ!」という声も

“お目当て4号”の小南治師匠に今日3回目の『待ってました!
』
他のお客さんが『たっぷり!』と声をかけると、
『“待ってました”と言われても、こちらもお客さんを待っているんだし、“たっぷり”と言われても、時間が決まっていて…』
とシャイな小南治師匠
『今ぁ、新山真理さんにィ…この噺を聴かせてくれって頼まれましてェ…』
で始まり、いきなり
『ど~~~も~~~』
ナント『そば清』でした
この噺は9月8日の広小路亭でも聴いたので2回目ですが、今回はトリなのでクスグリも満載!
『新山真理さんですよォ・・・行き遅れたぁ、女の思いの丈をぶつけてました』
『新山真理さんとは同世代でェ・・・入門は私のほうが2年早い・・・てェことはぁ、アタシは1歳から落語家やってるゥ・・・』
随所に真理さんが出てくるあたり、ホントにこの2人は仲が良いようです

そば清がそばを食べている場面で最前列のジイさんの携帯が



しかも出ちゃってるよ・・・
すかさず小南治師匠、『今落語聴いてて面白いって言いなさい』
ジイさんにそんなことを言う余裕はなかったようですが、なかなか機転の利いたハプニングでした
でもね、
演芸場の中では
携帯
の電源を切りましょう!
今日は前半は今一つだったものの、後半の、特に『ヒザと主任』の見事な連携が沈滞客席を変えた広小路亭でした

昔昔亭健太郎…『のっぺらぼう/かっぽれ(踊り)』

三笑亭可龍…『宗論』

一矢…「相撲漫談」
(マグナム小林休演/東京丸・京平順序変更)
桂竹丸…『西郷隆盛伝』
桂伸乃介…『真田小僧』
鏡味健二郎…「太神楽曲芸」
三遊亭圓輔…『夢の酒』
《お仲入り》
神田ひまわり…『徳川百本多 小牧山合戦余聞 魚屋本多』

東京丸・京平…「漫才」
(一矢順序変更)
柳家蝠丸…『金明竹』
(春雨や雷蔵休演)
三笑亭夢丸…『椿の喧嘩』
新山真理…「漫談(座り)/奴さん(踊り)」

桂小南治…『そば清』
連休最終日は生憎の空模様

それでも今席初めてひまわり

ヒザの真理さん、主任の小南治師匠とお目当てが続きます。
開口一番のA太郎さん。いつも思うのですが、「A太郎からE太郎になる頃は、この中のお客さんの3分の2は・・・」というマクラは言い方を変えた方がいいと思います。何しろ客席の反応も微妙だし、後味が悪い。
健太郎さんは時間が余ったので“かっぽれ”を披露。こういうことができるんですね。
本日の“お目当て1号”の可龍さんにまず『待ってました!

先日の浅草、今日の広小路亭の出演者の中で、28日の「芸協らくごまつり」のことは話したのは可龍さん只1人。
ポスターやチラシだけでは集客効果が薄いと思います。
高座の上からの宣伝は意義があると思うんですけどねぇ・・・。
下準備や企画が大変で…というブログを色んな芸人さんの所で見ますが、まずは寄席でのアピールが重要なんじゃないですかね?
可龍さんは「高座に上がって何が怖いって、常連さんがいる事が怖い」って・・・

可龍さんの「宗論」は初めて聴きましたが、大旦那と若旦那のやり取りに場内から初めて笑いらしい笑いが起こりました!
最近の相撲界は不祥事続きで、一矢さんもやり辛そうです。
それにしても外国人力士の本名が次々とスラスラ出てくるのは流石ですね。
竹丸師匠は久しぶりですが、またちょっと大きくなったかな?
放送・芸能の小噺で終わると思いきや、しっかり鹿児島弁で「西郷隆盛」を聴かせて下さいました。
伸乃介師匠は相変わらず体を揺すりながらの落語です。
時間があるので『ウチの真田も薩摩に落ちた』という本来のサゲまで聴けました!
今日は初めてのお客さんが多いのか、健二郎先生の芸に拍手が少なかった印象です。
高座を下りた健二郎先生の「今日(の客)は重いなぁ…」という言葉を聞き逃しませんでしたよ

その言葉を受けてか圓輔師匠は「吸出し膏」の小噺でほぐします。
噺は亭主が寝ている場面から始まったので「天狗裁き」かと思いましたが、「夢の酒」をたっぷり聴かせていただきました。
お仲入りの後は“お目当て2号”のひまわり


ここは持ち時間が20分あるので「瓢箪屋裁き」でもかけてくるかと思いましたが、なんと先月3日の国立演芸場『三匹の小舞台』の時のネタ。
あの時は最後列だったため良く聴こえなかったのですが、今回は最前列なので内容も良く理解できました。
徳川2代将軍、秀忠公の時代、麹町に住まいを持った本多隼人正(ほんだはいとのしょう)という殿様が、目の前で休んでいた魚屋・宗太郎が持っていた柄杓を見て顔色を変える。
早速呼び寄せて事情を聞いた所、実は隼人正が一夜の過ちで出来てしまった子供が宗太郎だったと判明。柄杓は、その時の女(宗太郎の母)に「もし子供ができたら父を探す手掛かりに」と渡したもの。
隼人正は宗太郎を侍にしようとするものの、魚屋稼業が身に付いている宗太郎は辞退し、代わりに息子の宗吉を召し抱えてくれと頼む。
宗吉は隼人正にとっても孫であるため異論はなく、ここに魚屋の倅が侍になるというメデタシメデタシ・・・の内容。
昨日も書きましたが、やはり講談は2回聴いてやっと理解できるもの。
今日、この読み物を聴かせてくれたひまわり


ちゃらんちゃらんちゃんちゃん、ちゃんちゃんちゃんちゃんちゃん・・・


京丸先生、「マイダさん」から「ヤマダさん」「タナカさん」「ヨシノさん」って・・・

雷蔵師匠がお休みで蝠丸師匠。
たっぷり時間があるのに「金明竹」で借り物を飛ばさないで下さいよぉ

相変わらず沈滞ムードの客席ですが、夢丸師匠の今席は「椿の喧嘩」ばかりなんでしょうか?
『地味な噺なんで風景を思い浮かべて楽しんで下さい』と言われても…。
“お目当て特3号”の真理さん

男性客から『真理ちゃん!』という声がかかりニッコリ

おなじみの楽屋ネタですが、重たかった客席もやっと笑いの渦に

『よく「(相手として)楽屋に適当なのがいるでしょ」って言われるんですが・・・今まで出て来たのを見ればわかるでしょ?』
このネタが今日ほどマッチした日も珍しいでしょうね!
(健太郎・一矢・竹丸・伸乃介・健二郎・圓輔・京丸・京平・蝠丸・夢丸・・・)



途中で出て行ったお客さんが携帯を取りに戻って中断するハプニングもありましたが、踊りの時の「奴さんだよ!」という声も


“お目当て4号”の小南治師匠に今日3回目の『待ってました!

他のお客さんが『たっぷり!』と声をかけると、
『“待ってました”と言われても、こちらもお客さんを待っているんだし、“たっぷり”と言われても、時間が決まっていて…』
とシャイな小南治師匠

『今ぁ、新山真理さんにィ…この噺を聴かせてくれって頼まれましてェ…』
で始まり、いきなり
『ど~~~も~~~』
ナント『そば清』でした

この噺は9月8日の広小路亭でも聴いたので2回目ですが、今回はトリなのでクスグリも満載!
『新山真理さんですよォ・・・行き遅れたぁ、女の思いの丈をぶつけてました』

『新山真理さんとは同世代でェ・・・入門は私のほうが2年早い・・・てェことはぁ、アタシは1歳から落語家やってるゥ・・・』

随所に真理さんが出てくるあたり、ホントにこの2人は仲が良いようです


そば清がそばを食べている場面で最前列のジイさんの携帯が




しかも出ちゃってるよ・・・

すかさず小南治師匠、『今落語聴いてて面白いって言いなさい』
ジイさんにそんなことを言う余裕はなかったようですが、なかなか機転の利いたハプニングでした

でもね、
演芸場の中では



今日は前半は今一つだったものの、後半の、特に『ヒザと主任』の見事な連携が沈滞客席を変えた広小路亭でした
