演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/10/20 深夜寄席(芸協)

2007-10-20 | 深夜寄席見ブんログ
橘ノ圓満…『試し酒』

春風亭鹿の子…『新寿限無』

三笑亭月夢…『悋気の火の玉』

昔昔亭笑海…『カラオケ陪審員制度』


今夜はどうしようかなぁ…とギリギリまで悩んでました。
とりあえず末廣亭の前まで行って、夜席がハネて誰か知り合いの常連さんでも出て来たらお茶でもしようかと・・・。
ところが夜席がハネる前に月夢さんと圓満さんが券を売り始めたので、結局今週も末廣亭IN

開口一番は圓満さん。実に落ち着いたマクラで客席をほぐした後は、「試し酒」でした。
飲みっぷり、喋りっぷりが実にイイ
私がボーッとしていたのか、なぜか4升しか飲んでないような気がするんですが・・・
この噺はサゲの面白さで決まるんですが、圓満さんは最後までビシッと決めていました

鹿の子さんは本日の出演者4人が「全員子持ち」と笑海・・・イヤ、紹介
いつもの西瓜・化粧・鹿のマクラから「寿限無」へ。と思ったら、7月23日の「二ツ目勉強会」で前座の雷太さんがやった「新・寿限無」でした。
これは「新・寿限無」でいいのか、終演後に鹿の子さんに聞いたら、
『普通に寿限無です』・・・って、違うだろ!

いきなり高座に“唄い”が流れ、よく聞いてみると月夢さんの出囃子である『東雲節』
なんでも故・三遊亭圓生師が唄う『東雲節』を見付けたのでかけてみた…とのこと。
下座のお姉さんがいない会では面白い試みかもしれませんね。
おなじみのマクラが若い客層にバカウケで、そのノリで地噺の「悋気の火の玉」に入って行きました。
でもこの噺、先週の深夜で雷門花助さんがやったばかり。
深夜寄席用の「ネタ帳」もあると思うのですが、見なかったのかな?

「猫ぢゃ猫ぢゃ」の出囃子が流れ???トリの笑海さんは自作(?)の演目。
柳昇師の「カラオケ病院」もモチーフにしたと思われる内容で、かなり面白い出来
になっていました。

今夜は悩みに悩んだ末の深夜寄席でしたが、行って良かったというのが正直な感想です