朝日新聞が月1回発行している20頁立ての『GLOBE』最新8月1日号の図書紹介欄に「英国で進むドイツ讃歌」という小さな記事が掲載されました。翻訳者でロンドン在住28年という園部哲さんが書いたものです。彼が取り上げたイギリスのベストセラーとは『Why the Germans Do it Better(なぜドイツ人はうまくやれるのか)』ジョン・カンプナーです。
「その背後にはブレグジット(EU離脱)を悔やむ心情、新自由主義経済に対する忌避感、落ち着いた政治家へのあこがれ、そしてコロナ禍への対処の相違(ドイツの方が科学的だった)がある。」と綴っています。
興味ある方は記事に当たってみてください。
この記事が心に響くものがあり、次のような感想を編集部にメールで送りました。
*グローブ244号で一番興味を持ったのが「書店」の頁でした。「英国で進むドイツ讃歌」という見出しが衝撃的でした。
ロバート・ウェストールの作品が好きでほぼ読み尽くしているのですが、彼の作品にはドイツからのイギリス空爆の話がかなり多く登場します。実体験を下敷きにしてウェストールは書いているのですが、そうしたイギリス人からするとドイツに対する憎しみのようなものが消えているとは思えないのです。しかるに「英国で進むドイツ讃歌」とはにわかには信じられませんでした。しかし園部さんの文章を読んでなるほどと合点しました。しかもそれを裏付けるかのように英国の取り上げられたベストセラー5冊のうち3冊がドイツ関連本だったとは。
というわけで『なぜドイツ人はうまくやれるのか』を頑張って読みたいと思った次第です。
ちなみに私ども夫婦はドイツ好きで、20回弱の渡独経験があり、ドイツ人の友人も多いのです。
朝日新聞がらみでもう1つ紹介したいと思います。月2回発行の『定年時代』というシニア向けの8頁立ての新聞です。
夏場のこの時期、いつも待ち焦がれているのは「戦争の記憶」頁です。書かれた手記を丁寧に辿りながら反戦の思いを新たにします。今回は4人の方のうち、海中特攻の話が心に残りました。(「海中特攻『伏龍』の訓練」豊田黎一郎)
数年前に、早稲田大学で海中特攻の体験談を生存者に伺ったことがありました。(ブログ掲載)その話とまさに重なる文章でした。他の手記も赤線を引きながら読ませていただいています。戦争体験の継承をこれからも願いたいものです。
「その背後にはブレグジット(EU離脱)を悔やむ心情、新自由主義経済に対する忌避感、落ち着いた政治家へのあこがれ、そしてコロナ禍への対処の相違(ドイツの方が科学的だった)がある。」と綴っています。
興味ある方は記事に当たってみてください。
この記事が心に響くものがあり、次のような感想を編集部にメールで送りました。
*グローブ244号で一番興味を持ったのが「書店」の頁でした。「英国で進むドイツ讃歌」という見出しが衝撃的でした。
ロバート・ウェストールの作品が好きでほぼ読み尽くしているのですが、彼の作品にはドイツからのイギリス空爆の話がかなり多く登場します。実体験を下敷きにしてウェストールは書いているのですが、そうしたイギリス人からするとドイツに対する憎しみのようなものが消えているとは思えないのです。しかるに「英国で進むドイツ讃歌」とはにわかには信じられませんでした。しかし園部さんの文章を読んでなるほどと合点しました。しかもそれを裏付けるかのように英国の取り上げられたベストセラー5冊のうち3冊がドイツ関連本だったとは。
というわけで『なぜドイツ人はうまくやれるのか』を頑張って読みたいと思った次第です。
ちなみに私ども夫婦はドイツ好きで、20回弱の渡独経験があり、ドイツ人の友人も多いのです。
朝日新聞がらみでもう1つ紹介したいと思います。月2回発行の『定年時代』というシニア向けの8頁立ての新聞です。
夏場のこの時期、いつも待ち焦がれているのは「戦争の記憶」頁です。書かれた手記を丁寧に辿りながら反戦の思いを新たにします。今回は4人の方のうち、海中特攻の話が心に残りました。(「海中特攻『伏龍』の訓練」豊田黎一郎)
数年前に、早稲田大学で海中特攻の体験談を生存者に伺ったことがありました。(ブログ掲載)その話とまさに重なる文章でした。他の手記も赤線を引きながら読ませていただいています。戦争体験の継承をこれからも願いたいものです。