前回の続きのようなブログです。朝日新聞の「be」に「『アベノマスク』を使っていますか?」というアンケートが掲載されたのは昨日、2020年7月18日のことでした。次のような書き出しです。
●政府が全世帯に2枚配布した布マスク、いわゆる「アベノマスク」。着用率が低いと予想してはいたものの、これほどとは。さらに驚かされたのがコロナ対策の総合評価です。辛口評価になるとは思いましたが、4人に1人が「0~9点」で、50点未満の“赤点”は全体の8割を占めました。安倍政権への不信が募っています。
1863人の回答だそうです。
驚くべき数字は、「はい」と答えた人がわずか5%で、「いいえ」が95%という事実です。
「いいえ」の理由は次の通りです。
・小さい 913人
・使い捨てが入手できる 690
・無駄の象徴だから使いたくない 553
・首相以外であまり見たことがない 550
・ストックとして保管 513
・自家製で間に合う 428
・衛生面が不安 384
・洗うのが面倒 219
「はい」の理由はわずかですが1つだけ挙げておきましょう。
・洗えば再使用が可能で環境によい 49
最後にこんなコメントが紹介されています。
・安倍首相はアベノマスクを使い続けている。「最もコロナにかかってはいけないはずの首相が、小さな給食マスクをつけて指揮を執る無様さに泣けてくる」
余談を1つ。以前にも紹介しましたが、生活クラブ生協が発行する「生活と自治」という冊子があります。その〔2020年7月号〕に辺見庸さんの「息ができない!」というコラムが連載されていますが、その冒頭は次のようでした。嗚呼。
「政府からマスクが2枚届いた。だれがこういうことを考えつくのか、さても面妖なことである。あらゆる見地からして到底受け入れがたい安倍首相の顔(凶相かつ貧相)が目に浮かび、そのマスクでわが口を覆うなどもってものほかだから、同居犬の糞つまみに一度使用してから捨てた。」
はてさて、鎌倉の塚越敏雄さんからメールが送られてきました。「腰越九条ニュース」が添付されてきました。とても読みやすく、合点がいく内容でした。鎌田慧さんのコラムもどうぞお読みください。
●福田三津夫様
いつもお世話になります。鎌倉の塚越です。
「腰越九条ニュース」ができましたので添付します。
塚越敏雄
◆懲りない原子力政策
青森県六ヶ所村核燃料再処理工場は廃止すべき
鎌田 慧(ルポライター)
声を大きくして言うしかない。わが故郷・青森県に建設されている、
県内最大の工場のことだ。
建設開始から27年たったが、竣工式はまだ一度も行われていない。
竣工しないからだ。
高レベル放射性廃棄物が、工場の最も重要な建屋に漏れて、汚染
されている。建設費は当初7000億円といわれたが、これまで3兆円を
かけた「未完工場」である。
もっとも危険な核施設、使用済み核燃料の「再処理工場」は、稼働の
見通しはない。民間企業ではあり得ないが、税金と電気料金が無限に
注ぎ込まれている。
「来年できます」「再来年には」ともう24回もウソをついてきた。
3兆円ものムダな投資はやめようとの声はあがらない。
日本原発行政の「扇の要」と位置づけられた「核燃サイクル」。
絵に描いた餅のアンコの部分が再処理工場だ。
この工場が運転停止になったのは、2009年。高レベル廃液をガラスと
混合してガラス固化体をつくる、高さ二十四メートルの
「ガラス固化セル」で、廃液が床上に漏洩しているのが発見されて
運転停止。危険性は福島第一原発事故後のメルトダウンで証明済みだ。
汚染された固化セルのなかには、誰も入れない。
住民に影響がなかったのがせめてもの幸いだった。それから今日まで
停正したまま。
それでもだれも廃止を宣言しない。
(7月14日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
●政府が全世帯に2枚配布した布マスク、いわゆる「アベノマスク」。着用率が低いと予想してはいたものの、これほどとは。さらに驚かされたのがコロナ対策の総合評価です。辛口評価になるとは思いましたが、4人に1人が「0~9点」で、50点未満の“赤点”は全体の8割を占めました。安倍政権への不信が募っています。
1863人の回答だそうです。
驚くべき数字は、「はい」と答えた人がわずか5%で、「いいえ」が95%という事実です。
「いいえ」の理由は次の通りです。
・小さい 913人
・使い捨てが入手できる 690
・無駄の象徴だから使いたくない 553
・首相以外であまり見たことがない 550
・ストックとして保管 513
・自家製で間に合う 428
・衛生面が不安 384
・洗うのが面倒 219
「はい」の理由はわずかですが1つだけ挙げておきましょう。
・洗えば再使用が可能で環境によい 49
最後にこんなコメントが紹介されています。
・安倍首相はアベノマスクを使い続けている。「最もコロナにかかってはいけないはずの首相が、小さな給食マスクをつけて指揮を執る無様さに泣けてくる」
余談を1つ。以前にも紹介しましたが、生活クラブ生協が発行する「生活と自治」という冊子があります。その〔2020年7月号〕に辺見庸さんの「息ができない!」というコラムが連載されていますが、その冒頭は次のようでした。嗚呼。
「政府からマスクが2枚届いた。だれがこういうことを考えつくのか、さても面妖なことである。あらゆる見地からして到底受け入れがたい安倍首相の顔(凶相かつ貧相)が目に浮かび、そのマスクでわが口を覆うなどもってものほかだから、同居犬の糞つまみに一度使用してから捨てた。」
はてさて、鎌倉の塚越敏雄さんからメールが送られてきました。「腰越九条ニュース」が添付されてきました。とても読みやすく、合点がいく内容でした。鎌田慧さんのコラムもどうぞお読みください。
●福田三津夫様
いつもお世話になります。鎌倉の塚越です。
「腰越九条ニュース」ができましたので添付します。
塚越敏雄
◆懲りない原子力政策
青森県六ヶ所村核燃料再処理工場は廃止すべき
鎌田 慧(ルポライター)
声を大きくして言うしかない。わが故郷・青森県に建設されている、
県内最大の工場のことだ。
建設開始から27年たったが、竣工式はまだ一度も行われていない。
竣工しないからだ。
高レベル放射性廃棄物が、工場の最も重要な建屋に漏れて、汚染
されている。建設費は当初7000億円といわれたが、これまで3兆円を
かけた「未完工場」である。
もっとも危険な核施設、使用済み核燃料の「再処理工場」は、稼働の
見通しはない。民間企業ではあり得ないが、税金と電気料金が無限に
注ぎ込まれている。
「来年できます」「再来年には」ともう24回もウソをついてきた。
3兆円ものムダな投資はやめようとの声はあがらない。
日本原発行政の「扇の要」と位置づけられた「核燃サイクル」。
絵に描いた餅のアンコの部分が再処理工場だ。
この工場が運転停止になったのは、2009年。高レベル廃液をガラスと
混合してガラス固化体をつくる、高さ二十四メートルの
「ガラス固化セル」で、廃液が床上に漏洩しているのが発見されて
運転停止。危険性は福島第一原発事故後のメルトダウンで証明済みだ。
汚染された固化セルのなかには、誰も入れない。
住民に影響がなかったのがせめてもの幸いだった。それから今日まで
停正したまま。
それでもだれも廃止を宣言しない。
(7月14日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)