後期ゴシックのドイツの彫刻家、ティルマン・リーメンシュナイダーの生涯や作品についていち早く書籍で日本に紹介したのは故・植田重雄さんといっても間違いありません。
・『神秘の芸術-リーメンシュナイダーの世界』(新潮社、1976年)
・『リーメンシュナイダーの世界』(恒文社、1997年)
ご子息との交流についてはブログ〔480〕に書かせてもらいました。その後、遺品整理ということで貴重な植田重雄さんの所蔵本を何冊かいただきました。〔480〕に写真掲載の彫刻はチェコとオーストリアにありますが、9月からの渡独の際に拝観する予定でいます。
さて、今回紹介するのは故・植田重雄さんからの贈り物・第2弾『Die Skulpturen von Moissac』(モワサックの彫刻)です。本が大きすぎて表紙の一部しか掲載できていません。ドイツ語版、1996年ミュンヘン発行、270頁の大冊です。後期ゴシックのドイツの彫刻ではないということで今まで敬遠してきたのですが、写真も素敵だし、『Die Skulpturen von Moissac』の正体は何なのか気になって調べてみたところ、びっくりすることが多々ありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/6e/15a60ab69136c616db3099d295d90e34.jpg)
そもそもMoissacとは何か、本文に南フランスや北スペインが記載されているところを見るとその近辺の地名なのでしょう。早速『地球の歩き方 フランス』(2011~12)を開いてみたら偶然に「モワサック」(369頁)を発見しました。
「ヨーロッパ各地で模倣されたロマネスク彫刻の傑作」で有名なサン・ピエール教会は南正面ファサードの彫刻と回廊は世界有数の美しさで知られているとあります。
「キリストの再臨」「頭に金の冠をかぶった24人の長老」「エレミア像」も必見。「76のアーチが並ぶ内庭回廊は11世紀のもの。柱頭には、花や獣、聖書の物語を描いた繊細な彫刻がびっしりと施されている。」との記載もあります。
パリ郊外に住む近しい友人がいますので、そのうちにモワサックやスーイヤックも訪ねたいと思います。命のある限り。
・『神秘の芸術-リーメンシュナイダーの世界』(新潮社、1976年)
・『リーメンシュナイダーの世界』(恒文社、1997年)
ご子息との交流についてはブログ〔480〕に書かせてもらいました。その後、遺品整理ということで貴重な植田重雄さんの所蔵本を何冊かいただきました。〔480〕に写真掲載の彫刻はチェコとオーストリアにありますが、9月からの渡独の際に拝観する予定でいます。
さて、今回紹介するのは故・植田重雄さんからの贈り物・第2弾『Die Skulpturen von Moissac』(モワサックの彫刻)です。本が大きすぎて表紙の一部しか掲載できていません。ドイツ語版、1996年ミュンヘン発行、270頁の大冊です。後期ゴシックのドイツの彫刻ではないということで今まで敬遠してきたのですが、写真も素敵だし、『Die Skulpturen von Moissac』の正体は何なのか気になって調べてみたところ、びっくりすることが多々ありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/6e/15a60ab69136c616db3099d295d90e34.jpg)
そもそもMoissacとは何か、本文に南フランスや北スペインが記載されているところを見るとその近辺の地名なのでしょう。早速『地球の歩き方 フランス』(2011~12)を開いてみたら偶然に「モワサック」(369頁)を発見しました。
「ヨーロッパ各地で模倣されたロマネスク彫刻の傑作」で有名なサン・ピエール教会は南正面ファサードの彫刻と回廊は世界有数の美しさで知られているとあります。
「キリストの再臨」「頭に金の冠をかぶった24人の長老」「エレミア像」も必見。「76のアーチが並ぶ内庭回廊は11世紀のもの。柱頭には、花や獣、聖書の物語を描いた繊細な彫刻がびっしりと施されている。」との記載もあります。
パリ郊外に住む近しい友人がいますので、そのうちにモワサックやスーイヤックも訪ねたいと思います。命のある限り。