昨秋のことでした。仲良しドイツ人夫婦2組が我が家に一週間ほど滞在しました。その間に色々楽しんでもらおうという企画の1つに書道体験がありました。友人の紹介で先生にお願いしたのが柏原嘉子さんでした。ドイツ名を漢字に当てはめ、それを4人に筆で書いてもらったのです。真剣に取り組んだドイツの人たちには大好評でした。
その柏原さんから今年になって 「伯峰流 押絵二人展」の案内をいただきました。
ところで、押絵って知っていますか?
「押し絵」を辞書で引いてみました。
*「押(し)絵」花鳥・人物などの形を厚紙で作って色色な布で包み、中に綿を入れて高低をつけ、物にはりつけたもの。」「押(し)絵羽子板」『岩波国語辞典』第五版
ドイツ4人組が到着してすぐに、我が家の中2階に案内しました。そこにたくさんの押絵を並べおきました。遠藤春翠さんの遺作でした。廃棄するには忍びないということでいただいたものでした。彼らに好みの押し絵をプレゼントしました。
今回の「伯峰流 押絵二人展」は柏原嘉子さん(作者名、柏原春光)と遠藤春翠さんの二人展だったのです。お二人の先生の佐伯春峰さんの作品も2点鑑賞できました。
会場は有楽町のシルバーサロンです。
アットホームな会場で、ゆったりと丁寧に柏原さんから解説をいただきました。1つの作品作りに数ヶ月かけるということです。ただただ感心するだけでした。