後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔757〕前田憲二映画監督の『祭祀と異界-渡来の祭りと精霊への行脚』(現代書館)と季刊「はぬるはうす」を堪能しています。

2025年01月06日 | 図書案内

   清瀬市議のふせ由女を支援する清瀬・くらしと平和の会の総会と「望年会」が12月末に旭が丘団地の集会所で開かれました。
  この会には毎年のように著名な前田憲二映画監督(清瀬在住)が参加してくれています。昨年もその例に漏れませんでした。
  前田監督の映画作品は「神々の履歴書」と「百萬人の身世打鈴」を見たことがありますが、いずれの作品も現地調査を入念に行って、実証的で説得力のある映像に仕上げられていることに定評があります。まさに「力作」「労作」以外のことばが見つかりません。
  以前にも季刊「はぬるはうす」(ハヌルハウス運営委員会:前田憲二編集・発行)をいただいたことがありますが、今回も最新82号をいただきました。

  前田監督の、ノーベル文学賞受賞者、ハン・ガンさんの父親に会った話や、和田春樹さんの「日韓、日朝関係はいまや混沌とした状況にある」という文章に心引かれました。

 前田監督には2021年7月4日に講演をお願いしたことがあります。その時にご著書『祭祀と異界-渡来の祭りと精霊への行脚』(現代書館)購入し、達筆のサインをいただきました。季刊「はぬるはうす」などの原稿を凝縮した、朝鮮と日本の関係性を考察する労作です。
  世界が揺れ動く年の初めにこうした本を熟読することも私にとって貴重な体験です。