後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔767〕清瀬市臨時議会の傍聴で、懐かしい緒志久子さんに再会しました。

2025年02月06日 | 図書案内

 前ブログに書いた清瀬市臨時議会の傍聴に赴いたところ、実に久し振りに懐かしい緒志久子さんに再会しました。
 最初緒志さんに出会ったのは小学校教師として3校目、東久留米市立滝山小に赴任した1985年、市の演劇鑑賞教室実行委員会の会議でのことでした。
  東久留米市の演劇教室の組織的鑑賞は、当時から全国的に著名な存在でした。各校1名が委員として出席して、翌年の演劇教室の劇団と演目を決めるのです。主として夏休みに様々な劇団の公演をそれぞれ鑑賞し、2学期にその感想を出し合い、翌年の演劇教室の劇団と演目を話し合いで決めるのです。
  緒志さんは当初からその組織のまとめ役でした。市内の本村小で音楽専科をしていたように記憶しています。民間の教育研究団体、音楽教育の会の中心メンバーでもありました。
  私も当時、日本演劇教育連盟で「演劇と教育」の編集代表をしていて、東久留米市に在職中の15年間、彼女と演劇鑑賞教室実行委員会を支えることになったのです。時には市と対立して共に闘う「戦友」のような関係でした。

 東久留米市の演劇教室の組織的鑑賞について書かれた貴重な「記録」があります。
*「よい劇を子どもたちに!」“東久留米方式”の十数年、緒志久子(「演劇と教育」1994年5月号)
*拙著『実践的演劇教育論-ことばと心の受け渡し』晩成書房、2013年、「私の演劇教育実践史年表」には演劇教室の演目と劇団が記録されています。(二つ前のブログに写真掲載)

  久しぶりの対面にも関わらず、彼女は昔のままの若さでした。座席の前後で旧交を温めることになりました。
  昼の休憩後に彼女から2冊の冊子をいただきました。ご自身が編集している「音楽教育」と、会を代表して参加している日本民間教育研究団体連絡会(民教連)の発行している「民教連ニュース」でした。

  不思議なご縁があるものです。昨秋開催した福田緑写真展になんと緒志さんのお連れ合いが見えたのです。清瀬在住で、名前が珍しいのでお声をかけたところやはりそのとおりでした。そして今回の再会、人生は不思議なことが起こるものです。