洛陽33か所観音霊場巡りも、あと2か所だけとなった。
23番の東寺を訪ねた。観音様は、食堂(じきどう)にある。しかし今は真新しい極彩色の十一面観音立像が祀られているが、
本来は、身丈8メーターにも及ぶ千手観音立像が立っていた。昭和4年の終い弘法の縁日の失火から焼失したのだ。
周囲には、身丈6メーターの四天王立像も立っていた。現在は、修復された千手観音は宝物殿に、
そして、四天王は焼けたままの姿で食堂に安置されている。
食堂は、僧の修行の場。因みに講堂は、仏教の法を現わし、金堂は本尊の薬師如来の仏像があり、
これで、伽藍配置。「仏法僧」の並びとなる。
食堂
東寺は、言うまでもなく平安遷都の際に創建された官寺で、嵯峨天皇が弘法大師に下賜された。
五重塔は国内最大の古塔で、京都の象徴ともなっている。
髙さ55メーター。その高さは、北山の金閣寺あたりの地面の高さと同じだという事だ。
毎月二十一日の御影供は「弘法さん」と言い、出店で賑わう。
現在、御影堂と不動堂は大修理中。弘法大師像は大日堂に移されて日々生身供養している。
一方、不動明王像は完全秘仏なので、そのまま厨子の中にある。完全秘仏、「誰も見たことがないのですか?」
ある人が訪ねた。平安の大昔、禁を破りある修行僧が見た。たちまち死に絶えたらしい。
その後、誰も厨子を開ける勇気はなかったが、昭和になり文化庁の職員が、国宝指定するために、
実存を確認する目的で厨子を開けて見た。
その後その職員に次々と不幸が襲ったとの事だ。怖い怖い・・。
この囲いの中に、お不動様はいらっしゃる。工事関係者もお気をつけて・・・・。大きな騒音は禁物だ。
何度も来ているのに、新たな発見。小野道風ゆかりの柳、花札の「雨」の通りだ。
何故、東寺に小野道風なの??
有名な不二桜という枝垂れ桜と五重の塔。春が楽しみだ。
金堂や講堂や五重の塔のそばまで行かなければ、すべて無料で見学できる大らかなお寺だ。
東門を出て、バスで最終33番清和院に向かう。いよいよ結願へ。