ここ数日久しぶりに、私が生きた任侠の世界を見ました。
平成最後のこの世で、なかなか腰の座った親分と代貸しの、記者会見を見ました。私ですか?極道の世界に居りました。名前はご勘弁ください。
お聞きすると「日大アメフト組」という渡世人達のようでございます。末端のパシリが「関学組」という浪速の同業者の玉をとったらしい。玉?そうです命です。違う?怪我をさせただけ?そうですか、それだけであのような記者会見をするのですか。ワシの時代は玉の取り合いでしたよ。ん?
しかし日大アメフト組の、組長は、組員のことは組長の私がすべての責任を取ると言ってた。しかし「代貸し」が、罪を被ろうとして、確かに玉を取れって言いましたと、認めていた。ただ、ここからがいけない 言ったけどそこまでやるとは思ってなかったと、言ってしまった。ワシの時代じゃ考えられません。罪は代貸しが、被るものです。それ以上は黙っていれば良いんですよ。渡世人が言い訳してはいけません。もともと世の皆様には言えない事をやっているんですから。組長を守る一点でやれば良いんです。
ワシも10年ほど勤めさせて頂きました。何処に勤めた?あんた若いね、刑務所に入ったってことよ。ただ、出所したら女と金はいただきました。そりゃいい女ですよ。?そんな話はいらない?分かりました。
日大アメフト組は、恐らくバックにもっと怖い親分さんがいるのでしょう。内田とか言う組長は小者です。任侠の世界に生きる人間が最もやってはならない事は、組員の生活を守らない事です。親分の器ではないです。また代貸しは、ややこの世界では無理では無いでしょうか。金玉が小さすぎる、堂々と言い訳せず勤めれば良いのですよ?その点、パシリではあるが、あの若者、立派でしたよ。んっ?今でも奴の顔を思い出すと涙が出ます。ちょっと待ってください。ハンカチを貸してください。どうも年取ると涙もろくなります。健さんの葬式でも泣かなかった私が、恥ずかしいです。そうですよ高倉健さんです。
彼は、親分と代貸しをかばいつつ堂々と罪を認めていた。昭和の時代の任侠の世界にはあのような若者がいっぱいいました。みんな立派に勤めて出所して組長に出世して、いい女に囲まれてました。ん?女の話はいらない?そうですか?ワシの女は良かった。こうすらりとした足が、?もういいですか。
ところで、内田とか言う組長は大親分に殺られるでしょうね、あれじゃ渡世人どころか人間としても無理です。関学組の悪口も言ってるらしいじゃ無いですか。これは出入りになりますよ。?出入り?これだから平成は嫌だ。全面戦争ですよ。関学組の若者が玉取りに来ますよ。ワシならほっておけないですよ。義理と人情に生きる人間はやる時はやりますよ。関学組にも人間はいます。応援しますよ。それより世間が許さないでしょう。血が騒ぎますよ、平成のこの世に再び渡世人の出番があるとは。ちょっとドスを手入れしてきます。ドス?刀のことだろう、もう帰れ!!
何?彼らは一般の人間だと?そんなはずはない。親の責任を子が被るのは渡世人の掟ですよ。勿論親はあとで面倒は見ます。
一般の方はそんなことはしません。ええっ?今の日本では堅気の人も子供が責任を取るのですか?世も末だ・・・・。
それにしてもこの司会をまず何とかしろ!