アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

127 アチャコの京都日誌 再びの京都 洛陽33か所 17番 蓮華王院 三十三間堂

2017-08-25 16:32:03 | 日記

 

退職したので、家での居場所もなく、遂にOB会に入会することにした。

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写真及び人物は本文とは無関係です。YAHOOより引用

会社のOB達の趣味の会だが、他の会社はどうしているのだろうか。

IT系の今時の会社は、まだまだ無用なのだろうし、そもそも終身雇用が崩壊した昨今、

会社辞めてまで、会社の人と付き合うのは御免だという声も多い。昔の上司にいつまでも偉そうに言われるのはまっぴらだと言う。

会社以外にも仲間は多いので入らないと、言う人もいる。

加えて、合併を繰り返した会社では、旧会社でそれぞれOB会が存在することもある。

ある銀行の友人に聞いたら、有名な3行統合のメガバンクなどは、しっかり3つのOB会があるらしい。

融和したと言っても、退職すれば出身旧会社同士で集まるのだ。

退職したら突然、タマタマ入社した時の旧会社のOB会に入るのには抵抗感がある若手が増えて来る。

OB会には、健保組合や団体保険の関係で都合の良いこともある。

やはり大勢のOBが入会する方が、財政的にも健全に運営できる事だし、長く務めた会社の思い出話もたまには良い。

病気になれば、良い医者、良い薬、など健康維持方法も先輩は詳しい。実はこれが本音?

安否確認の意味もある??生存の確認だ。

時代に合ったOB交流の在り方を検討する時期に来ている。

会社の仲間も会社以外の仲間も大事にしつつ、余生を送るのが良い。

家から会場まで出かけられる体力を維持する事も重要かも?家にじっと居ても嫌われるし(涙)

 さて、17番は、ご存知三十三間堂(蓮華王院)

何度も行っているので、出来れば入場料払わず御朱印だけもらいたいが?

御承知の通り、34本の柱で33間の長い本堂が、国宝。

 

後白河法皇の、法住寺殿を中心に、盟友であり政敵の清盛が建立した。蓮華王とは、千手観音の別称。

33か所巡り  33間堂  そして 観音は33の姿に変化し衆生を救う。

本堂中には、1001体の千手観音を安置している。湛慶が生涯をかけて作成したというが、現在のほとんどの像は、

鎌倉時代以降の再作成だ。それらは作成者の名前が記されているが、慶派以外に円派、院派など京都仏師が結集している。

平成の現在も定期的に補修されている。

「33間堂」の画像検索結果

夜泣泉 現在は飲めないが今なお湧き出る井戸

後白河上皇の院の政庁跡を示す石碑

遊歩道が整備されて、車いすでも無理なく巡ることが出来る。

1月15日近辺の日曜日、通し矢は、ここで行われる。

近隣の大学の弓道部が競う。女性の袴姿で的を狙う姿は圧巻だ。

左に柳の木が多く見えるが、聖樹である柳を、観音様に願いを込めた聖水(宝水)に浸し民衆の頭に頂く。

長く頭痛に悩む、後白河法皇がこの秘法で完治したと言われる。

1000年以上の歴史を越える重要な儀式。「楊枝のお加持」 通し矢と同じ日に行われる。

「33間堂 京都」の画像検索結果

近くには、豊国神社、方広寺など、秀吉ゆかりの地域でもある。ここ33間堂にもその名残がある。

築地塀(太閤塀)がそれだ。

すぐ隣の、養源院で血天井を見て、法住寺で身代わり不動を拝み。そして、泉涌寺に向かう。

見どころの多い、京都重要地域だ。飽きない地域。

 

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126 アチャコの京都日誌 再びの京都 6つの波羅蜜  

2017-08-23 16:25:18 | 日記

15番 六波羅蜜寺 蜜は密ではない。

壇蜜は、蜜。秘密は密。従って、密教は密。密室も密。ずっと同じ漢字を見ていると違う字に見えてくる。

 

どこか唐風の佇まい。

六波羅蜜とは、6つの波羅蜜だとか。波羅蜜とは、人が仏に至るために行う6つの修行を言う。

①布施②持戒③忍辱④精進⑤禅定⑥智慧 どこかで聞いた言葉だが?

この辺りが、平氏の拠点、六波羅探題のあった場所。

口から阿弥陀仏が出ている有名な「空也像」など寺宝は、別の場所に安置。

写真の左は、銭洗い弁天。前の井戸水でお金を洗うとご利益があるという。

本堂内では、万燈会の設えがされていた。御本尊の前に多くの灯明を「大文字」に灯して先祖の霊を迎える。

御精霊(おしょうらい)さんと言う。

お盆明けの16日、五山の送り火であの世に送る。大文字の原点がここにある。

京都では、あらゆる行事で、先祖の霊と向かい合いそして、お送りする。

東大路に出て、清水から大谷御廟の賑わいを見ながら五条通を渡り、

智積院・妙法院を越えて7条通り、蓮華王院(三十三間堂)へ向かう。

途中、五条大橋に寄り道。扇塚を確認する。

ここは扇発祥の地とされる。平の敦盛の妻、蓮華王尼が、平時宗御影堂で扇を作り始めたのがここ。

その後多くの扇職人が集った。現在も「御影堂扇」として残る。

御影堂、「みえいどう」と読む。知恩院も「みえいどう」、本願寺だけ「ごえいどう」と読む。役に立たない情報でした。


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125 アチャコの京都日誌 再びの京都 洛陽33か所 雨やみ地蔵 (目病み地蔵)

2017-08-23 08:18:07 | 日記

 

昨夜は大阪に出かけたついでに、高校時代からの友人と飲んだ。

大阪北の待ち合わせのメッカ、紀伊国屋出口で待つ。

携帯が普及しても、ここで若者たちが集い、そして街に消えて行く。

その中に、ひと際目立つご婦人が一人。阪急芦屋か宝塚辺りからのお出ましかと思われる。

所謂、ビマジョ。美魔女。遠くからでも目を引くヒマワリ柄のワンピース。

「美魔女画像イラ...」の画像検索結果こんな感じ。

ぴったりしたボディーラインは、程よい肉付き。顔は鈴木その子も顔負けの美白。

何度も何度もコンパクトと鏡を見て、化粧をチェック。明らかに配偶者や同性との待ち合わせではない。

通りかかるおじさんたちは、例外なく斜めに見て通る。

どんな奴が、お相手か見るまで動けない。友人が来ても動けない。

おそらく

若いホスト風の男。ちょい悪風のおやじ。金時計・金のネックレスの金貸し。などなど、想像は膨らむ。

遂に来た。嬉しそうに走り寄る美魔女。

こんな感じの、初老のおやじ。

「親父画像イラス...」の画像検索結果

 

腕を組んで早々に街に消えた。

吾輩の想像は、無限に拡がる。ちくしょう!

さて 16番 仲源寺 目病み地蔵

 

京都南座の並びに、「好晴奇雨」(雨降りも晴れても素晴らしい)の扁額が迎える。小さなお寺だ、みんなが素通りする。

「仲源寺」の画像検索結果

昔は、鴨川の近くにありしばしば川の氾濫に襲われた。

ある大雨の時、ここの地蔵菩薩のお陰で雨が止んだ。雨やみ地蔵と呼ばれた。

雨やみ地蔵が、転じて目病み地蔵へ。今は眼病平癒のお地蔵さんで有名だ。

観音様は、重要文化財の千手観音、本堂右手に安置され丈六サイズの座像だ。いずれも歴史は古く平安時代かと思われる。

 

それにしても、あめやみ が めやみ へ。京都人の強烈なしゃれ。

 

 祇園に近く、置き屋や芸子衆の提灯が目立つ。

ちょうど夏休みこども地蔵盆の準備中だった。


 

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124 追加 子安の塔 写真

2017-08-22 08:58:23 | 日記

子安の塔

江戸時代初期の再建。近年改修したので、見事な朱色だ。

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124 アチャコの京都日誌 再びの京都 泰産寺  古代の英雄 坂上田村麻呂と阿弖流為

2017-08-21 20:13:06 | 日記

第14番は、泰産寺 

泰産寺・子安の塔の歴史は古く、光明皇后が観音様にお願いし無事安産にて出産したことで、三重の塔を建立したという。

元は、清水寺仁王門の下にあったと言うから、清水の三重の塔と並んで建っていたことになる。

中には、千手観音が安置され、子安観音と言う。

清水の舞台から見るとそれなりの存在感がある塔だが、近くで見ると意外に小さい。

高さは15メーター。

因みに、以上の清水の5か所。納経所はすべて本堂東に一括して対応している。

納経帖は300円。軸は500円。

計4800円払った。

暇も金も要るのが巡礼だ。(涙)

さて、最後のネタ。

阿弖流為と母礼(モレ)の碑だ。清水の創建当時、平安の初期の最大の政治課題は、東北の征伐だ。

「まつろわぬ民」の征服は、数々の戦いを生んだが、坂上田村麻呂に至ってやっと成ったのだ。

征夷大将軍の祖、田村麻呂は、清水寺の創建者でもある。開祖は、延鎮と言う奈良の僧だ。

田村麻呂は、遂に降伏した北の王者二人を京に連れて来る時の条件として、「命は救う」と約束した。

しかし、京の公家は二人を信用せず処刑を命令する。田村麻呂の説得も空しく処刑は行われた。

1200年の怨讐を越えて、遷都1200年を記念して岩手県人会を中心に顕彰碑が建てられた。

さらに近年、毎年夏に岩手名産の南部鉄でできた風鈴を寄贈する。

何百の風鈴の音色は、極楽浄土が来たようだ。

これを騒音と言う人もいると聞いて悲しくなる。

田村麻呂を祀る「開山堂」の前には、一段と多い風鈴が釣られる。

古代の英雄たちの友情を感じる。

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