日大のアメリカフットボール選手の会見を、どう見るべきか?世間の同情は完全に同選手に集まり、一方日大のアメフト部の監督は大学の要職やすべての権限を剥奪されることはまぬかれない。場合によっては刑事責任を問われる事になるかも知れない。
しかし問題の本質を見逃してはならない。二十歳になった青年をあのような大々的な会見で顔を晒させる世の中が正しいのか?マスコミによる集団リンチになりかねないのだ。これを前例に悪事と償いの関係が一致しない時代が来るのかもしれない。法律に基づいて裁かれる以外に我々は人を裁いてはならないのではないか?政治家や有名人でも常軌を逸したマスコミによる集団リンチはエスカレートするばかりだ。この傾向はSNSの炎上が後押ししているものと思われる。むしろ記者会見の態度や言い回しの上手い下手が評判となり、当該人間の評価を左右する。
それで良いのか?
我々は事件であれば真相究明は裁判に委ねるし、第三者機関の活用もあり得る。あのようなマスコミリンチでその時の印象に左右されるのは本当に良いのか?
この人は論外。
声を大にして言いたい!