NHKニュースのツイッターでこんな記事が有ったのでアップします。
元記事のURL → https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200901/k10012595081000.html
この数字だけ見ると、「Gotoは正解だった」とアピールしたいみたいですが、菅さんらしく慎重な発言。
私はGoto懐疑派なので(笑)、毎度の様にNHK特設サイトの数値を見に行きました。
もっとも、この中にGotoの部分で抜粋された数値は無いのですけどね。
以前にも増して、「PCR検査数」「重症者数」も記載されるようになったので、ちょっとデータを解析してみました。
Gotoは556万人利用している、と菅さん話していますが、検査数は7・8月で110万人程度です。
これでは、556万人に対して6人、と言うのにはちょっと無理が有りますね(^^;)
感染者数全体に対しての6人、と言うのなら、それなりに説得力が有ります。
Gotoについて、正解だったのか?
今はまだ結論が出ないでしょう。
しかし、少なくとも、Gotoによって生活を維持できた関係者がいるという事実は有るので、その意味では正解だったと言えそうです。
さて、ついでなので、これらのデータを私なりに分析して、意見を述べたいと思います。
この二つのグラフから、5・6月の検査数は感染者数に比べて多かった、と言えます。(つまり「空振り」が多かったと言える?)
7月に感染者数が増えだして、8月はほぼ4月と同程度の「感染者数と検査数の比率」 になってきています。
さて、そうなってくると、8月は4月の約3倍に迫る数に感染者が増えている って事になります。
ここで、重症者数を見てみましょう。
3・4月のデータは有りません。
また、5月も1日~7日の間のデータは有りません。
このデータを見る限り、感染者数に対する重症者数は、5月より1,000人程度増えている、という状況。
感染者数の増加と、重症者数の増加は、程度が違っています。
(重症者数が増えている事自体は、注意信号ですけど。)
最後に死者数です。
感染者数・重症者数が増えているにもかかわらず、死者は4月よりも少なく抑えられています。
これらを総合しての、私の見解です。
1.感染者の増加について
これは、PCR検査が増えた事による増加、と見て良いと思います。
4月の頃の検査数と感染者数、8月の検査数と感染者数、その比率がほぼ同じですから。
(検査数がもっと少なくて感染者数が増えているのであれば、これは「要注意」でしょうけど。)
4・5月に感染していなかった人達は、当時と同様の感染予防をしていれば、感染の心配に過度に不安がらなくても大丈夫 そう思っていいのでは。
2.重傷者・死者数について
重症化する→入院して闘病期間が長くなる
入院→闘病の結果亡くなる
と言う事によるタイムラグが有るのでしょうか。
月別にデータを集計すると、感染者数に対して一か月のずれが見られるようです。
そうすると、感染者数が7月から8月にかけて増えた割合の様に、重症者・死者が8月から9月にかけて増える可能性が有ります。
この部分は注視していく必要が有りそうですが、一般人の私がデータを見て判断しているだけなので、確証は持てません(^^;)
ただ、「感染者が何人です」と言うメディアの報道を鵜呑みにして、必要以上に怖がってはいけません。
8月1日~24日に東京だけで170人熱中症で亡くなっている → 東京新聞
コロナは 全国で8月中に 287人 (東京都の死者がわからないので直接比較できません)
どちらが怖いですか? 熱中症も十分怖いでしょ?
くれぐれも、一つの情報に踊らされない様にしてください。