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本当にあった怖い話(実体験版) その2

2008-07-20 23:30:00 | ミステリー

昨晩に続き、怖い話をご紹介。

サブタイトルは、

 

「北斗星、開かずのトイレ」

 

 

これもまた10年以上前の話。
その日は初の北海道旅行の日でした。

 

今とはダイヤが違い、当時は北斗星が3本づつ、計6本運行されていました。

乗車した列車は北斗星1号。

上野発16時・・・何分だったかな(苦笑)

週はじめの平日という事と、全室個室なので乗客の姿はかなりまばら。

まるで貸し切り列車の気分(笑)

 

北斗星には予約制の食堂車 が有り、ここで美味しい料理を食べることが出来ますが、確かフランス料理。

しかもお値段もそこそこ(笑)

 

私はかなり「もったいない」人間で、しかもどちらかというと偏食。

食べた事の無いフランス料理を注文し、 結局残してしまうなんて虚しいと考える人間なので、当然「駅弁」(笑)

多分新婚旅行でも、奥さんに許可を貰って私は単に食堂でお付き合い。

主食は個室に帰って「駅弁」でしょう(爆)

ちなみに、 私の血液型はA型。

A型は堅実であまり冒険を好まない、という性格の人が多いらしく、私もそれに近いですね(笑)

(モータースポーツやっていて車を潰したことが無いというのも、かなりマージンを持って攻めて走っていたのでしょう。 )

 

それでも、どんなに雰囲気なのか見に行こうと、乗車して一息ついてから見学に。

その際私の車両に有るトイレ、寄ろうとしたら「使用中」。

「じゃあ、次の車両のトイレに行くか。」とそこは素通り。

トイレは1車両1室はあったと思う。

朝のトイレラッシュ時にでも重ならない限り、我慢して待つ必要はなさそうだ。

 

さて、食堂車を見学。

デートするにはお勧めなムード有る空間。

夕食を取っているカップルも3組ほどいましたよw

しかし乗客の数はやはりまばら。

絶対数が少ないのか、それとも私と同様の選択肢を取る乗客が多いのか(笑)

午後9時以降はカフェとして営業されるとあったので、「せっかくだからその時利用しよう」とその場を後に。

自分の車両に戻ってくると、先程のトイレ、まだ「使用中」

「長いなぁ」なんて思いながらも自室に戻り駅弁(笑)。

 

 

午後9時を回りました。

この時間帯だと仙台近辺を走行中のはず。

「よし、コーヒーでも飲みに行くか。」と食堂車に向かう。

途中のトイレに寄ろうとすると、 またしても「使用中」

 

「何なの、ここ? そんなに乗客いないだろうに・・・・」

そう、他の車両にも有るトイレ、何処を見ても「使用中」になっていない。

唯一私の乗っている車両のみが毎回見る度に「使用中」

 

(よく「鉄道ミステリー」で寝台列車が舞台になった「殺人事件」なんていう読み物があるけど、まさかねぇ・・・・)と、一末の不安を 感じながらも、カフェに向かう。

 

カフェでコーヒーブレイク。

数人の乗客。

一組のカップル。

流れていく夜景。

「いい雰囲気だなぁ・・・・ 」

 

10分足らずの間だけど、さっきの「トイレ」の一件はすっかり頭から消えていた。

カップルがカフェから出て数分後、自分もカフェを後にした。

途中先程のカップルとすれ違ったが、ちょっと二人の顔色がこわばっていた様な気がした。

 

「新婚旅行で何か揉めたのかな?」なんて思いながらも「新婚旅行でこれに乗れたら最高かなぁ。もっとも自分の場合料理に難点はあるが(苦笑)」なんてたわいも無いことを思い浮かべながら例のトイレの前を通りかかって、ギョッとした(!)

 

 

 

 

「使用中」

 

 

 

時間にして午後5時~9時の約4時間。

乗客 まばら。

こんな条件で「使用中」にかち合うこと4回。

「偶然」というにはかなり無理がある。

 

「まさか、中に人が・・・・ 」

 

気持ちを落ち着かせて、どうすべきかを考える。

「ドラマではまず車掌を呼んで、それから警察に来てもらっていたよな。」

と、車掌室を探しに歩き出す。

すると、反対側から、先程すれ違ったカップルが 車掌を連れてきた。

彼らも私同様、この異変に気が付いていたらしい。

(こわばった表情はその為だったのだろう)

私が彼らに合流する前に彼らの会話が聞こえ、車掌の口から驚きの一言が聞こえたのだ。

 

 

 

「すみません、 これ、故障して点いたままなのです。」

 

 

 

「あのなぁ~!」(--メ)


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

LUXEL [2008年7月20日 23:36]
こんばんは(〃▽〃)ノ
北斗星の食堂車で召し上がられる料理は、フランス料理だと伺っています。
今回の話は、怖いというよりちょっとしたアクシデントなのかなとふと思いました。
北斗星の中にあるトイレに「使用中」というが表示が付きっぱなしで、パッと見ると故障したようには見えないですねw
扉の所に「故障中」と記された紙でも張り付けて欲しいという配慮が欲しかったですね。
確かにEP82-SW20さんの立場になると、「おいおい」と思っちゃいますね(^_^;)
EP82-SW20 [2008年7月21日 22:57]

>LUXELさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

まあアクシデントの部類です(笑)
しかし「殺人事件」とまでは連想しませんでしたが、人が入ったまま倒れている可能性が有ると思いました。
それで車掌さんを捜したのですけど、解ってみれば「おいおい・・・汗」でしたよ(^_^;)
kuru [2008年8月3日 3:19]
こんばんは。
いつも使用中だと何かあったのかな?って思いますよね。
それもいつ通っても、また人が多く無い状況だとなおさら気になりますね。
まぁ最近は色々な事があるので結論はどうあれ気になった点は確認した方が良いですね。
でも、そこに居合わせたカップルも含め「おいおい」だったかもしれませんが、ちょっと笑いのネタができて良かったと思いますよ♪
事件だったら後味も悪い事だし(笑)
EP82-SW20 [2008年8月3日 21:39]

>kuruさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

他の車両のトイレは空いていたのですよ、毎回。
二回目は「長い人だなぁ・・・」か「別の人が入ったのか」で済みますけど、合計4回目ですから(苦笑)
カップルは何回目で気が付いたのでしょうね。
ミステリー好きなカップルだったら、かなり盛り上がったと思えます。
私はすっかり忘れてしまっていましたけど、最近「その1」を思い出させる出来事に遭遇して、この話題を思い出しましたw

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