ロシアのウクライナ侵攻から一年・・・。
当初、あっという間にウクライナは攻め滅ぼされてしまうだろう、と悲観的な予想をした。
しかし、欧米や日本を含む友好国の支援で、領土の殆どを取り戻し、全土開放を目指して頑張っている。
ウクライナ人にとっては申し訳ないが、ロシアのクリミア侵攻が約1ヶ月程度で終わった経緯がある。 → ウィキ
そんな過去と、ウクライナの首都キーウ近郊に開戦早々ロシア軍が展開してきた様子から、「これは1ヶ月も有ればキーウが占領されてしまい、ウクライナは早々に降伏せざるを得ないのでは・・・」と予想していた。
ところが、開戦直後の危機を凌いだウクライナは、今や開戦前の領土を取り戻すべく、頑張っている。
「国を奪われるわけにはいかない」と言う彼らの士気は、一般国民も含めとても高い様で、侵攻前の領土回復までは是非頑張ってもらいたいと思う。
勿論、ロシアがさっさと軍を引いて戦火が収まるのが、まずは一番良いんだけどね・・・。
先日の日曜討論で、日本の林外相が「ウクライナの領土を割譲した形での、停戦交渉はやるべきではない。」と国際会議で発言したらしく、取り上げられていた。
当然だろうね。
日本が「ウクライナの領土割譲を含めて早期停戦の為の交渉をしたらどうか?」なんて提案した時点で、「北方領土の返還を放棄した」とロシアが受け取る事になるから。
他人事では無いんですよ、このウクライナ侵攻は。
では、なぜこの侵攻が終わらないのか?
一般的な「いじめ」で言えば、物理的な喧嘩を仕掛けたロシアを力で押さえつけて止めさせることができる。
でも、ロシアが凶器を持っていたら?
凶器を持って威嚇してくる相手を取り押さえるのは、下手をすればこちらも命を失う危険がある。
凶器が刃物(短距離弾道ミサイル)だったら、拳銃(長距離弾道ミサイル)でロシアを負傷させて攻撃能力を奪えば、取り押さえられるだろう。
ところが、持っているのは機関銃(核)だ・・・。これを撃たれれば、制止しようとする側も致命傷を受けかねない。
ウクライナとは殴り合っているが、時々機関銃を振り上げて、制止しようとするアメリカやNATOに銃口を向けてくる。
アメリカやNATOも拳銃や機関銃を持っている。
人間相手なら、相手に反撃する間もなくを狙撃して、喧嘩を止めさせることができるだろう。
けれども、国相手だから、戦闘能力を奪えるポイントを同時に一か所も漏らさずに攻撃して、一度も反撃をさせない様にする必要がある。
これは、100%成功しなければ、ロシアに反撃の機会を与えてしまう事になる。
そうなったら、ロシアは周囲で様子を見守っている人々(世界)に機関銃を乱射して、結果「殺人を含む騒乱」(世界大戦)になる可能性が高い。
結果アメリカやNATOは、制止の為の拳銃が撃てず、ウクライナがロシアに反撃できるような支援をするしかない わけだ。
こう考えると、他国にいじめられない(攻められない)条件とは、機関銃(核)の保有という事は明らかだろう。
そんな明確な事例が、これ。 → 元ツィート
実際問題として、誰がどう見てもこの戦争、ロシアが侵攻を止めれば、戦火が収まるってわかっている。
でも、誰も力ずくで止める事が出来ない。
そして、ウクライナが核を放棄したからこそ、ロシアが攻める気になったのも事実。
北が何度となく「核の合意」をアメリカや日本と結んだところで、それを無視して核を持った結果、弾道ミサイルを日本の領海・領空に撃たれても、それに対し物理的な警告の為に威嚇ができない日本。
これらを見れば、攻められない為の正義 は、核武装しかないだろうね・・・。
憲法9条なんて、敵対国家にとっては、彼らにとって都合の良い念仏だ(苦笑)
核を持てない日本は、アメリカに「日本はアメリカの核抑止の範囲内に有る」と明言してもらった様な気がするが。
それならば、一度ぐらいアメリカが北の近くに向かって弾道ミサイル1発くらい「事前に北にミサイル乱射に対する威嚇として世界に予告して」撃ってくれても良い気もするが?(苦笑)
それが未だに無いという事は、日本が攻撃を受けても、「核をちらつかせて抑止をする」事は、やりそうもないなぁ・・・(><)
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