エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

川越大師・喜多院の五百羅漢

2010年11月18日 | 日記
川越大師・喜多院の五百羅漢は見ごたえのある羅漢さまである。
そもそも喜多院自体が歴史に纏われた寺院である。



拝観させていただくと、徳川家光誕生の間、あるいは春日の局化粧の間といった部屋のある建物も移築されている。
また、その建物には公武合体をシンボルする長持も安置されている。

皇女・和宮のご使用になった長持である。
上部に菊の御紋、側面に葵の御紋が金箔で描かれている。

こうした文物は撮影禁止である。
当然の措置であって、拝観したいのならば喜多院に行くのである。

さて五百羅漢である。



腰を揉ませて、横臥している羅漢さまは気持ち良いお顔をされている。



羅漢さまの密集されている様は壮観である。



立像も鎮座されている。



黄葉を背景に、実数538体の羅漢さまがさんざめいておられるのである。



これは酒を酌み交わしておられるのではない。
燈明用の油を分けておられるのである。



538体の羅漢さま。
同じ顔のものは一つも無いのである。

十大弟子、十六羅漢を含め、533体のほか、中央高座の大仏に釈迦如来、脇侍の文殊・普腎の両菩薩、左右高座の阿弥陀如来、地蔵菩薩を含め鎮座されておられるのである。



川越大師・喜多院については改めてお知らせしたいものである。



耳たぶの長い羅漢さまたちである。




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                     荒野人


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