エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

シダーローズ

2017年12月15日 | ポエム
シダーローズは、ヒマラヤ杉の松かさの事である。
「新松子(しんちじり)」は晩秋の季語である。
けれど、シダーローズは今を盛りと落ち続けている。



樹上にある時の姿である。
誠に大きな松ぽっくりである。







「冬始めシダーローズの落ち始む」







ぼくは、このところ毎日拾い集めている。
数寄者は、これでクリスマス・リースなどを作る。

道に駅で、蔦の枯れたものや松ぽっくり、それにシダーローズをセットにして売っているのを見かけた事がある。
シダーローズは、まるで薔薇の花のようである。



見栄えがする。
それに、まだ知らない人も多い。



日陰で干して上げる。
徐々に、花開くのである。
そのため、裏側に木工用ボンドを塗ってあげるのである。
花びらが落ちないようにする工夫、である。

ぼくは、句会の友に毎年分かち合っている。
詩心が刺戟される松ぽっくり、である。


      荒 野人


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。