北朝鮮から撃たれたミサイルが日本の経済水域を越えて落下した。
ロシアは国境スレスレに爆撃機を飛ばしたり、青森と北海道の間を軍艦で通行したり。
中国は相変わらず尖閣諸島の日本領海に侵入したり。
韓国まで赤外線を照射したり。
北朝鮮に限らず、日本の周りの国々は日本相手にやりたい放題です。
日本の「専守防衛」がいかに意味のない話だと言う事は、今のウクライナを見れば良く解かります。
ロシア軍は勝手に侵入してやりたい放題して、ウクライナの抵抗が厳しくて味方に被害が多く出るとなれば、安全な所まで下がって、攻撃されない自国からミサイルの打ち放題。
ウクライナの国民は死に、都市は破壊される。。。これが専守防衛の姿です。
18日のミサイルを日本はなぜ迎撃しなかったのか不思議でなりません。
能力として出来なかったのでしようか❓
それとも失敗を恐れたのでしょうか❓
北朝鮮のミサイル発射は「威嚇」と「実験」の一石二鳥の効率の良い作戦です。
日本もアメリカから高価な迎撃ミサイルを買っているが、実際には使っていない。
北朝鮮のミサイルを迎撃する事で、周辺諸国に良いアピールになるし、自衛隊の実践訓練にもなる。
兵器などは実際に使ってみないと、いざ本番と言う時に役に立つかどうか分からない。
緻密に計算されていてもしょせん机の上、自然界の呼吸までは予測できませんし、最終的には日本の自衛隊員によって発射されるわけです。
日本に向かってくるミサイルに対して、未経験の隊員が国を国民を守るために迎撃ミサイルを発射する。
こんな頼りない事は無い。
長年にわたり北朝鮮に対しては「無視」する政策をオバマ元大統領がとってから継続されています。
見方によれば「臭いものにふたをした」だけで、根本解決は後回しにしたのです。
それも一つの方法ではありますが、その間に北朝鮮のミサイルはかなり精度が向上してしまった。
今回の着弾地点にしても、日本が「文句を言う」程度に侵入すると言う高度な目標を達成しています。
北朝鮮がミサイルを打ち始めた頃に、日本のオジサンたちは言った。
「北朝鮮のミサイルは怖い。。。。何処に落ちるか分からないから・・」
どういう事かと言うと、海に落とすつもりでも、不正確なので日本本土に落ちるかも知れないと馬鹿にしていたのです。
ところが現在は日本がその状態です。
高価なパソコンを幼稚園児が使っているようなもので、その機能を使いこなせない。
高価な兵器を使わない事、それはそれで良い事なのですが、実践の経験が出来るチャンスを逃すのはいかがなものか。
今回のミサイルは経済水域を超えると予測する事が出来て、ある程度の時間も有ったので、実際に飛んでいるミサイルを迎撃する絶好のチャンスだったのに・・・
実際に迎撃して見れば、成功しても失敗しても、そこから得られるデータは必ず役に立つはずです。
それとも、、、、
日本の防衛は、ミサイルを数発撃ちこまれて死者が出てから出ないと始まらないのでしようか❓
相変わらず政府の話は状況の説明ばかり。
その事実を受けて、判で押したように「批判」だけで、日本がどういう行動をとるかについては一切言及しません。
それどころか、情けない事に防衛大臣は 「弾頭の重さ次第ではアメリカ本土まで届く・・・」とか言って、この問題にアメリカに参加してと泣きついてる。
そんな情報は日本人にとり無意味だし、アメリカは言われなくても知っている。
とてもじゃないが独立した国の体をなしているとは言えません。
当然ですが戦争を望むわけではありません。
しかし、毅然とした態度と行動はゼッタイに必要です