雨の日に、仕事場から食事にでかけたら、アスファルトの上にアゲハ蝶が(息絶え絶えに)羽を震わせていました。
うたちゃんが発見して、かわいそうに・・・と、雨をしのぐことのできる、お隣のうちの、カエデの木の下の壁に止まらせました。
もう、卵を産んでしまったのでしょうか。
うたちゃんは優しいね・・・まだ26歳です。
ドイツに留学していたのでドイツ語がペラペラで、原発事故の時はドイツ人の友達が次々にドイツに帰ってしまい、心配してメールや電話が来るので、本人も東京にいられなくて、「みんなどうして平気なんですか」と泣いてしましました。
週末には、長野の実家に帰ってしまっていました。
自分に何ができるのか・・・毎日、混沌とした気持ちのまま、過ぎていきます。
それでも季節はめぐり、津波に洗われたガレキの中から芽吹き、花が咲き・・・命が紡がれていきます。
生きるとはそうしたことなのだ・・・
毎年我が家のベランダの柚子の木に芽生える命・・・今年も3匹、立派な幼虫に成長しています。
しかし、すでに2匹は行方不明・・・きっと他の生き物の命につながっていることでしょう。
それでも、まださなぎから成虫になったのを見たことがありません。
今年は、ぜひ飛び立ってほしい・・・と切に願っております。
それなのに、どうして毎年、幼虫は孵化するのか・・・
大量の糞を片付け、筋だけになった葉っぱを見つつ・・・今年こそ、アゲハ蝶をみたものだと思っております。
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