最近、若い人の間で靴職人が人気を集めているとのこと。
あくせく働く会社勤めではなく、自分の好きなものづくりにこだわって生きたいというのはとっても素敵なことだと思います。
高いけれど自分だけの靴をつくりたいという人も増えているとか・・・量産や一部のメーカーを中心にしたものづくりからの脱皮!に世の中が向かっているのだとしたら嬉しいですね。
そんな若者を応援しようと「靴職人づくりのための工房」に挑戦している方を訪問、工房を見学し、お話をうかがいました。
台東区浅草の浅草寺から北に約10分ほどのところにある浅草商工会の事務所の3階、4階のフロアを区切って、3畳ほどの広さの工房が9つ。お昼時でお留守のところが多かったですが、くつの型や試作品、靴をなめす器械やミシンがおかれ、ものづくり独特の空気がただよっています。
ビロードの生地やリボンなどを張り付けたデザインの靴
左の白いのは型押しした皮、右は青いヌバックの靴です
とても人気があるデザインだそうです
手作りだから量産できない分、販売ルートの確保も頭を悩ませます
いくつかの靴店に置いているものや展示会等がきっかけで注文が入ります
ミシンは手持ちですが、みんなで共有する器械もあります
工房に入居している若者たちが師匠と仰ぐのが佐藤さん
ブーツの製造工程になくなてはならない技術を試行錯誤ののち考案して特許をとった、業界では有名な靴職人。みんなが今、当たり前ブーツを履いているのもこの方のおかげなんですね。曰く、イタリアの職人の手作り靴はイタリアで日本人の職人が作っているとのこと。イタリアには靴職人はいなくなっている―そうです。イタリアに行かずに、日本でいい靴をつくれる職人を大勢育ててほしいですね。
場所:浅草民主商工会
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