~ いるかしあわせ宅配便 ~

ばあちゃんのひとりごと

愛に生きるⅢ

2009-01-05 11:58:02 | いるかこもれび助産院
愛に生きるⅢ
 昨日の訪問者のお母さんは、
ただ傍にいること、寄り添うことを普段何気なく何も考えることなく日々実践できていたのです。
日々の生活で思いなしで行為がなされたとは思えません。
感情の波は時として、形を変えお母さんの心を乱したに違いないでしょう。
あの幼気な子がいつも良い子であるはずがない、
それでも、どんな時も心と向き合い制御することが習慣になっていたのでしょう。




どのような状況にも、耐えられる心をつくるにはどの様な暮らしをすればいいかご一緒に考えてみましょう。





 今回は毎日の食事作りを見直してみましょうか。



私の師であるヨギさんは「舌と心は同じものだと理解できる」とおっしゃいました。
皆さんにも、経験があると思います。イライラしてお買い物にいくと、つい甘いお菓子を買って直ぐに食たくなります。子育てで疲れているから仕方がないと言い訳していることがありませんか!
心配事があると食欲が落ちることもありますね。
これらは、実は心があなたの執着する物を習慣化しているのです。
その結果、胃腸の具合が悪くなり、消化不良、便秘など吹き出物を起こしてしまいます。
そして、薬を飲むことになります。
根本的な原因は、イライラという心の動きによるのです。




この様な繰り返しをしないためには、正しい食事を心がけることです。



食は薬なり=食物は胃袋を満たすためだけではなく、心身を生かす滋養になる物を食さなければいけません、食材を識別して、自然の恵みの旬の物を調理する。
なぜなら、旬の食材は、春は冬の体を目覚めさせ、体液の浄化をはかります。
夏はほてりがちな体を冷やす食材が育ちます。
秋は夏の疲れを癒すキノコ類が豊富になります。
冬は体を芯から温める根菜類を食します。
このように、季節の旬の野菜はその季節の体を癒します。
自然の道理なのです。昔はこの様な野菜が薬草として用いられました。
そして、不自然な断食・拒食・過食・偏食・間食は心身の不調和につながります。
正しい食生活が大切なのです。





いただく姿勢=背筋を真っ直ぐに伸ばし正しい姿勢で食事しましょう。
悪い姿勢はお腹を圧迫し、消化不良の原因になります。
ヨーガではサマーナの働きを不調にさせます。





大地の恵みへの感謝=仏陀はかって「自然万物は共に支え合って生きている」という共生観を説かれました。
私たちの体は、作物や大気(空気)、水などの様々な物をいただいて維持されています。
自分ひとりの力で生きながらえ生存することは不可能です。
自然界の万物により生かされています。そして、他の尊い生命によって維持されています。
我が師は「大切なのはさらにその奥にある本質」だと言われます。
私たちが日々いただいている作物は一つの命、それぞれの本質であり、
だからこそ、たとえ小さな命でさえ一つ一つの命は尊く、慈しみをもち感謝していただかなければいけないのです。



正しい食事は舌の制御即ち心の制御であるようです。
食への識別・食生活はよりよい心の訓練法といえるでしょう。
イライラする、愚痴・不平不満の思いを繰り返すより、日々の食を見直してみませんか・・・・・
皆さんの心身が浄化され、正しい食事(衣・食・住)に導かれ、
この不景気の世の中を楽しく生きられますように・・・・・