Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

思うとおりに歩めばいいのよ

2006年04月02日 14時05分24秒 | ベリーの感想文(本・映画)
思うとおりに歩めばいいのよ―ターシャ・テューダーの言葉

メディアファクトリー

このアイテムの詳細を見る

 

天気   花見したいのに春の嵐

 

ターシャ・テューダー : 思うとおりに歩めばいいのよ
を、読みました。

去年NHKのBSドキュメンタリーで初めって知ったおばあさん
アメリカ東部、バーモンドの広大な農地に一人暮らしのおばあさん。
今年で91歳で、アンティークな家具や道具に囲まれて
実際、ほとんど電気を使用せずに生活しているおばあさん。
自然を愛し、沢山の草花に囲まれて、自給自足をしながら
長い冬はひっそりと、窓のそばで絵本を描いているおばあさん。
それが、ターシャ・テューダーその人です。

彼女は、もともと富豪の娘で父は著名な建築家
母は画家で、家に出入りしている両親の友人といえば
マークトゥエイン、アインシュタインなどそうそうたる人物達です。
15歳になったら、鳴り物入りで社交界デビューというのが
その当時の彼女の周りの常識だった事でしょう。
しかし、彼女はちがいました。
美しいドレスと、地位と名誉のある男性との結婚よりも
自分の農場が欲しいと思っていました。
15歳のとき、自分の牛を与えてもらい、自活したのです。

型に嵌らない、徹底した自分主義のターシャに
強い憧れを感じました。
もしも、15歳で社交界にデビューして、大富豪と結婚したとしても
きっと世界大恐慌の時代に、一文無しになったはずです。
結局彼女は、自分のしたいことを着実に手に入れるために
常識や、世論などを無視して、コツコツと着実に努力を重ねました。
「今の農場を手に入れるのに30年かかった」
語っていますが、「必ず手に入ると思っていた」とも語っています。

欲しいものが明確で、そのための努力を決してやめない
夢を現実にする最強のプロセスを、実践してきたある老婆の
シンプルで、力のあるつぶやきを集めた一冊です。